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【コラム】好機を逃がすな(下)

 ロシアが韓国の次期大統領の訪問を3回も提案してきたのは、1990年の韓ソ修好以来初めてのことだ。ロシア外務省の関係者が、「韓国に対するプーチン大統領の積極的な態度に自分たちも驚いた」と語るほどだ。

 しかし韓国は3月に入ってから2週間ほど過ぎた時点になっても、ロシア訪問について明確に決めることができなかった。その間にクレムリンは、5月初めに別の国の首脳と会談を行うというスケジュールを決定した。結局、ロシアの次期大統領就任前の韓露首脳会談は実現しなくなった。

 ロシアから韓国と同様の提案を受けた日本は、福田康夫首相が5月初めにロシアを訪問することをほぼ確定した。国賓であれ実務的な訪問であれ、形式にはこだわらないという意向まで明らかにしたという。ドイツや米国はさらに積極的だ。クレムリンからの要請はなかったが、メルケル首相やライス国務長官がロシアを訪問し、現職の大統領と次期大統領の双方に会った。ロシアは両国に感謝の意を示した。

 ロシアは資源・エネルギー大国だ。李明博大統領は就任直後から資源・エネルギー外交に力を入れることを何度も表明してきた。首脳同士が必ずしも会う必要があるのかという見方もあるが、韓国にとって重要な国の首脳ならば、チャンスがある度に会って関係を強化し、信頼を積み上げていかなければならない。それが首脳外交でもある。国際的な資源争奪戦が展開されている時代に、中国が積極的な首脳外交でロシアや南米、アフリカでの資源確保に乗り出している事実にも注目する必要がある。

 チャンスが訪れたとき、それも相手側がそのチャンスを提供してくれたのなら、なお一層そのチャンスを逃すべきではない。

モスクワ=権景福(クォン・ギョンボク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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