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韓国軍:F16操縦士が誕生するまで(下)

 空軍関係者は、「実習(4カ月)・基本(8カ月)・高等(8カ月)課程などを通じて50%が脱落する。その最大の理由は飛行中に嘔吐をもよおしたり目まいがするなど、身体的に問題が出てくるからだ」という。「熊の足の裏」と呼ばれる技量不足もその理由の一つだ。空軍では、熊の足の裏のような固い皮膚では繊細な戦闘機の操縦はできない、ということを比喩してこのように表現する。

 今回T50 で訓練を受けた14人は全員が直ちにF16の操縦士になる、というのもその特徴だ。T50が操縦士を輩出するのは、昨年10月に続き今回が2回目だ。しかし昨年は12人のうち二人だけが直ちにF16の操縦士となった。それだけT50の教育訓練が認められているという証拠だ。これまで通りT38やT59で教育を受けた操縦士は、F4やF5戦闘機、輸送機、ヘリなどの操縦士となる。

 T50の登場は、何よりも操縦士の養成に必要な期間を大きく縮小した。T50が高等飛行教育課程に投入される前の2006年までは、F16の操縦士を養成するのに33カ月を要した。だが今は28カ月で十分だ。これは、T50が最先端のデジタル機器を搭載する第4世代だからだ。空軍ではアナログ方式で操縦されるF4とF5を第3世代、F15とF16は第4世代戦闘機として分類する。空軍関係者は、「過去においては予備F16操縦士が5カ月間、F4で地上への爆撃や空中戦などの実践訓練(作戦可能課程・CRT)を行った後に、最後の8カ月でF16適応訓練を行っていた。T50はこのような中間の課程なしに、操縦士が同じ第4世代機のF16にすぐに適応できるようにした」と説明した。

 また、操縦士一人当たりの養成にかかる費用も最大で7億ウォン(約7100万円)以上減らした。T38やT59で訓練を行う時には18億2000万ウォン(約1億8400万円)から21億5000万ウォン(約2億1800万円)を要したが、新しい訓練方式では14億4000万ウォン(約1億4600万円)しかかからなくなった。空軍関係者は、「米国にも第4世代の高等訓練機がなく、第3世代の飛行機で高等訓練を行った上で、中間の段階に韓国のCRTに当たる訓練を行っている」と述べた。

 おかげでT50を活用した韓国空軍の飛行教育は、先月英国で開催された「軍飛行教育体系カンファレンス」に参加した23カ国の中で最も優秀との評価を受けた。

張一鉉(チャン・イルヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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