ES細胞:福祉部、黄禹錫氏らの研究計画承認を保留(下)
保健福祉部によると、2005年1月1日に生命倫理法が施行された後、体細胞のクローン作成に関する研究の承認申請は、スアム研究院による今回の申請が初めてで、また最近もう1件の申請が行われ、現在審議中だという。
ES細胞に関する論文のねつ造事件が発覚してから2年5カ月が過ぎたが、黄元教授をめぐる論議は現在も続いている。まず、06年5月に検察が黄元教授を起訴した後、いまだに裁判が続いており、検察側の証人尋問もまだ終わっていない。弁護側が申請した証人も、まだ40人も待機している状態だ。このままでは今年中に判決を言い渡すのも事実上不可能になるとみられる。
今月8日午後、ソウル中央地裁で行われた第22回公判では、一時期黄元教授の「スポークスマン」とされていた、ソウル大医学部の安圭里(アン・ギュリ)教授が検察側の証人として出廷した。安教授は黄元教授と決別した経緯について証言する中で、「黄元教授は“一人で死ぬことはない。姜成根(カン・ソングン)、李柄千(イ・ビョンチョン)両教授とともに、名誉のためにも潔く死ぬ。安教授も行動を共にするつもりなら歓迎する”と話した」と述べ、また「宗教団体の教祖のように見えた」とも証言したという。
一方、黄元教授は昨年9月、タイで人間の体細胞の複製を作る研究を再開したという情報も流れた。当時、体細胞複製の専門家である済州大の朴世必(パク・ジェピル)教授は、「黄禹錫博士が07年6月、約10人の研究員とともにタイへ向け出国し、現地の研究所で動物の卵子を利用し人間の体細胞のクローンを作る“異種間核置換”の研究に取り組んでいる」と話している。なお、黄元教授が韓国とタイを行き来していることはすでに確認されているが、実際にタイで研究を行っているか否かについてはまだ明らかになっていない。
李智恵(イ・ジヘ)記者
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