Print this Post Article Lists Back

チベット暴動:「反逆者」扱いされた留学生の苦悩(上)

 「もし中国人がチベット語を学び、チベット人が中国語を学ぶならば、相互理解が進み、今回の事態を平和的に解決できると思う」

 チベット問題をめぐり米ノースカロライナ州のデューク大で9日に起きた親中、反中デモの仲裁に乗り出し、同じ中国人から「反逆者」呼ばわりされた留学生の王千源さん(20)が20日付ワシントン・ポスト紙に手記を寄せた。「わたしの中国、わたしのチベット、反逆者という名でどちらの側にも立てずに」というタイトルは、彼女の苦しい立場を物語っている。

 中国人であるにもかかわらず、チベット問題で中国を支持しなかった王さんは中国で「反逆者」扱いされた。インターネット上には彼女の写真はもちろん、実家の住所、両親の名前、本人と両親の身分証番号、出身高校までさらされている。両親が暮らす山東省青島市の実家の壁には悪口が書かれ、汚物までまかれた。王さんによると、両親は彼女も知らない場所に身を隠しており、電子メールで連絡を取り合っている状態だという。彼女は「わたしは“好ましからざる人物”だから中国に帰れないだろう」と話した。

 王さんはイタリア語、フランス語、ドイツ語を学んでおり、30歳になるまで10カ国語をマスターすることが目標だといい、その理由を「言語が理解の橋渡しをするため」と説明した。王さんが最も残念に思うのは、親中派と反中派の間に対話と理解がないことだという。

ピョン・ヒウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
このページのトップに戻る