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『ハリー・ポッター』は佳作か、それとも紙くずか(上)

 「『ハリー・ポッター』の人気は絶対に衰えるはずがない。児童期から青少年期の十数年間をこのシリーズと共に過ごした人々は“ハリー・ポッター世代”というアイデンティティーで一つになり、その時代を記憶し、振り返るだろう」(文化評論家キム・ジョンフィ氏)

 「面白いが、安直でたるんだ冒険談。人間とその存在に対する省察につながらない通俗的な物語のため、次世代の子供たちの関心は引けず、忘れ去られるだろう」(韓国外国語大学ギリシャ・ブルガリア語科ユ・ジェウォン教授)

 「『ハリー・ポッター』は『指輪物語』と共に韓国型ファンタジーの展開に障害となる可能性が高い。西欧風ファンタジーのモチーフに浸った読者に、北東アジア神話の想像力に基づくファンタジーが受け入れられることはまずない」(童話作家キム・ジンギョン氏)

 

 「『ハリー・ポッター』は本格文学の網がすくい上げられなかった読者の要求を立証した。わたしたちに必要なのは、(このように)本格的に“遊べる”物語だ」(児童・青少年文学評論家パク・スッキョン氏)

 世界的な超ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズは商業的に成功を遂げ、論壇から絶賛されている一方で、作品性については「独創性のない、あらゆるジャンル小説の巧みな組み合わせ」「文学または小説と呼ぶ価値に値しない紙くず」という痛烈な批判にさらされている。韓国の専門家が見た『ハリー・ポッター』の意味と将来とは何だろうか。季刊『こども創批(創作と批判)』が25日、ソウル市江南区の教保タワーで開催した創刊5周年記念セミナー「ハリー・ポッターを語る」では、さまざまな意見が交わされた。

パク・ヨンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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