記事入力 : 2008/04/29 11:45:41
観光商品になったウイグルの王
中国西部の新疆ウイグル自治区クチャには、地元王族の12代孫に当たるダウド・メスト氏が住んでいる。彼はかつてウイグル人が敬愛する王だったが、今は200元(約2970円)の入場券を買えば会える「観光商品」だ。彼の役割は漢族女性が押す車いすに乗って姿を現し、観光客に「わたしはこの地に残る封建制度の最後の遺物だ」と語ることだ。米クリスチャン・サイエンス・モニター(CSM)紙は、「侮辱を受ける年老いた王の姿は、ウイグル人が直面する残酷な現実の象徴だ」と報じた。
新疆ウイグル自治区は、中国の国土面積の17%を占め、石油とさまざまな資源に恵まれている。ウイグル人は18世紀半ばに清に服属するまで、曲折はあったが独立を維持してきたテュルク系民族だ。現在同自治区には800万人のウイグル人が住んでいる。
ウイグル人は大半がイスラム教徒だが、男子は18歳になるまでモスクに行くことはできない。公務員もモスクへの出入りが禁止され、教師はひげを伸ばすことができない。CSM紙は、武装独立運動組織がイスラム教信仰を基盤としており、中国政府が宗教を厳しく規制しているためだと報じた。自治区の区都ウルムチに住む教師、バトゥルさんは「われわれは米国の先住民やチベット人と同じ立場だ。自分たちの土地に住んでいるのに外国人扱いを受けている」と話した。
李泰勲(イ・テフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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