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米国生まれのパズルが日本で世界標準に(上)

「数独とオタク」の驚くべき力

 「SUDOKU」という数字パズルがある。81個のマスに1から9までの数字を重複しないように配列する、というルール自体は簡単だが、それでいて実に奥深く、世界的な流行を起こしている。

 ところで、SUDOKUとはどういう意味なのか。専門家に尋ねてみても、日本語というだけで、きちんとした説明はない。SUDOKUは漢字で「数独」と書く。「数を独(ひと)つ置く」という意味のようだが、文法的に不自然で、なんとも妙な名前だ。誰がこんな正体不明の名前を付けたのか。

 この疑問は、日本での取材中に解けた。数独をヒットさせた主人公、「ニコリ」という社員20人の小さな出版社を営んでいる鍛冶真起社長と会ったのだ。グレーのあごひげを生やしたチェーンスモーカー。変わり者だった。

 鍛冶社長によれば、数独は20年前に彼が発行した同名のパズル本に由来するという。本来は『数字は独身に限る』という長い名前だったという。ここから2文字に縮め、「数独」という略称を付けた、というわけだ。数独の「独」とは、思いもよらないことに「独身」という意味だった。いささか茶目っ気を起こしたらしい。数独は一桁の数字だけを使うゲームだ。数字が「独り」のため、人になぞらえると、相手のいない「独身」がしっくりくる。鍛冶社長本人も、このように半ばふざけて付けた名前が世界の公用語になるとは思いもしなかったようだ。

 数独の原産地は米国だ。米国のある雑誌が、スイスの数学者が発見した数学原理をパズルにした。しかし、これを花開かせたのは日本だった。東京の町外れにある小さな出版社の社長が頭脳ゲームの世界標準を作り出した、というわけだ。

朴正薫(パク・ジョンフン)経済部長

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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