韓国で新車なしの国際モーターショー相次ぐ
最近韓国国内で開催されている国際モーターショーを見ると、韓国の自動車メーカーは国内市場と消費者を完全に無視しているのではないかという思いに駆り立てられます。昨年4月に行われたソウル国際モーターショーもそうですし、今月2日に開幕した釜山国際モーターショーも同じです。
まず「国際」という単語を使うのが恥ずかしくなるくらいに、初公開の「新車」が一切見られませんでした。輸入車は販売規模が小さいため、海外メーカーに「ワールド・プレミア(世界初公開)」を期待するのは無理だとしても、国内メーカーは世界初公開を1、2台くらい用意するのが、年間100万台以上の自動車を買っている韓国の消費者に対するせめてもの礼儀でないかと思うのです。ソウル・モーターショーのときから何度も指摘されてきましたが、いまだに改善されていません。
今回行われた釜山国際モーターショーで、国内メーカーのうちひときわ注目を集めたのが現代自動車のジェネシス・クーペでした。しかし、同モデルは今年3月に行われたニューヨーク・モーターショーですでに公開されたモデルだったのです。
また、主催者側がワールド・プレミアだと主張したホンダ・コリアの新型レジェンドも、ワールド・プレミアというにはやや抵抗があります。なぜなら完全な新車でなく、従来モデルの部分変更タイプにすぎなかったほか、すでに今年3月に米国で新型アキュラRL(レジェンドの米国販売名)という名で公開されていたからです。
結局今回の釜山国際モーターショーも、世界で初めて公開される自動車が1台もない国際モーターショーになり下がってしまったのです。わずか2週間前に開かれた北京モーターショーでは、海外や中国のメーカーが世界で初めて公開した新車が数十種に上ったのと比べると、あまりにもむなしい結果と言わざるを得ません。
国際モーターショーは、自動車業界とメディアに対し、今年1年間の自動車業界の流れを知らせるものでなければなりません。世界有数のメーカーの経営陣が出席し、将来の経営方針について発表したり、現場で自動車を組み立てている作業員たちが集まって、新たに発表された車の素晴らしさを互いに評価し合ったりする場でなければならないのです。
残念ながら、釜山国際モーターショーはこうした機能がほぼゼロに等しいといえます。国内の自動車メーカーさえ新車を発表しないため、海外メーカーの高位関係者やメディアも、あえて参加する必要性を感じないのです。
釜山国際モーターショーの主催者側は、連休だった3日から5日にかけ、約40万人の観客が詰め掛けたと発表しました。観客動員数は素晴らしいのですが、今後もこうした低レベルの内容が続くなら、次回からは「国際」という言葉を完全に返上すべきでしょう。
崔源錫(チェ・ウォンソク)記者
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