陸上:29年間記録更新のない韓国男子100メートル
韓国記録10秒34、94年以降は10秒40にも届かず
「われわれの時代には月明かりの下で走った。最近の選手たちはなぜ夜に走るのかと聞いてくる。努力することを分かっていない」
陸上短距離の韓国代表監督である徐末九(ソ・マルグ)氏は7日、金泉で行われている全国種目別陸上大会100メートルの終了後、このように語った。
この日、韓国新記録の期待が集まった男子100メートル一般の部では、チョン・ドクヒョン(大田広域市)が10秒53で優勝し、イム・ヒナム(光州広域市)が10秒63で2位となった。これらは徐監督が現役の時に出した10秒34にはるかに届かない記録だ。昨年10秒42の現役最高記録を出したイム・ヒナムも、この日の記録は低調だった。
選手たちのトレーニング環境や身体的条件は徐々に良くなりつつあるが、100メートル走の記録は29年間破られていない。これまで韓国男子で100メートルを10秒40以内で走ったのはわずか4人だ。最高記録は徐監督で、次が1985年にチャン・ジェグンが出した10秒35、94年にチン・ソングクが出した10秒37、さらに85年にシム・ドクソプが出した10秒39がこれに続く。韓国陸上界は100メートルの新記録どころか、94年以降は14年間も10秒40の壁を破ることができていない。その韓国記録もオリンピックの出場権が与えられるB基準記録の10秒28にも達していないのだ。
徐監督は「現在の韓国選手には韓国新記録ではなく、カタールのサミュエル・フランシスが持つアジア記録の9秒99や、ジャマイカのアサファ・パウエルが持つ世界記録の9秒74に挑戦するというチャレンジ精神が必要だ。そのためには死ぬ気で練習に取り組むしかない」と述べた。
イム・ヒナムやチョン・ドクヒョンよりも、大学の部で優勝した聖潔大のヨ・ホスア(21)が準決勝で出した記録10秒48の方が上回っていた。これは韓国で歴代9番目の記録だ。
ヨ・ホスアを指導する聖潔大のキム・サンヨプ監督は、「練習での手動計測では10秒20の記録を出したことがあり、追い風なら韓国新記録も可能だと思った。ヨ・ホスアは200メートルを得意としているため、8日の200メートルでは韓国新に挑戦する」と自信を示した。200メートルの韓国記録も、1985年にチャン・ジェグンが出した20秒41が23年間破られていない。
金泉=キム・ドンソク記者
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