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エンテロウイルスの感染防止、中国首相が指示

 中国の温家宝首相は7日、国務院常務委員会を開き、中国各地で腸管ウイルスのエンテロウイルス(EV71)による感染が拡大していることを受け、感染防止を徹底することを指示した。

 温首相は「全ての資源を総動員し、ウイルスの拡大を防いでほしい」と述べた上で、公務員が総力を挙げ環境と食品衛生に関する監督強化など「衛生愛国運動」を展開することを求めた。温首相は「夏場に伝染病が広がる可能性がある」と懸念を表明し、対策の徹底を呼びかけた。

 大便、鼻水、だ液などで伝染するEV71は、髄膜炎、肺炎、脳炎などを誘発し死に至ることもあるが、大半は生後6カ月から6歳の乳幼児が高熱を出し、手足と口の中に水泡ができるため、「手足口病」と呼ばれる。

 8日付香港紙文匯報によると、中国では22の省・直轄市・自治区で1万9932人がEV71に感染し、最初に感染が起きた安徽省で子供22人が死亡したほか、広東、浙江、湖南の各省の広西チワン族自治区でも死者が出て、全国での死者数は28人に達した。

 温首相が率先して対応に乗り出したのは、8月の北京五輪開催に影響が出ることを懸念しているためだ。中国政府は連日、「五輪に影響を与えるほど事態は深刻ではない」との立場を強調している。

北京=李明振(イ・ミョンジン)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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