「安重根の『東洋平和論』は韓日問題を解くカギ」
島根県の会社社長、記念館建設費として100万円寄付
安重根を尊敬しているという小松昭夫さん(64)=写真=が7日、朝鮮日報社を訪れ、100万円を寄付した。安重根が伊藤博文を暗殺してから来年で100年を迎えるに当たり、記念事業として進められている新しい「安重根義士記念館」の建設に役立ててほしいという趣旨だ。
島根県で中小企業の社長を務める小松さんは、1994年に独立記念館(忠清南道天安市)を訪れた際、安重根のことを初めて知った。その後、安重根の『東洋平和論』の精神や、伊藤博文暗殺に至った歴史的な背景について研究するうちに、安重根を尊敬するようになったという。そしてこの10年余りの間、「安重根義士崇慕会」が主催する記念行事や、宮城県の寺(安重根の看守を務め、その理解者となり、遺墨を終生供養した日本軍憲兵の郷里にある)が毎年行っている安重根の法要にも欠かさず出席してきた。
「安重根義士が伊藤博文を暗殺した理由として列挙した15項目のうちの一つが閔妃(明成皇后)の殺害です。安重根義士、伊藤博文、閔妃の3人の死とその歴史的な背景について学び理解することで、現在韓日両国間に横たわるさまざまな問題を解決するための答えが出てきます」
小松さんは「日本人の中には、安重根義士がなぜ、日本の初代首相まで務めた伊藤博文を暗殺するしかなかったのか理解している人はほとんどいません。従軍慰安婦問題、北朝鮮による拉致問題などの解決を図る上でも、過去の歴史を学び、次の世代に伝えていくようにしなければなりません」と話している。
一方、小松さんは朝鮮日報社を訪問する直前、在韓日本大使館の前で元慰安婦の女性たちを慰める歌を歌っている子どもたちを見て衝撃を受けたという。その上で、「“過去に眼を閉ざす者は、未来に対してもやはり盲目となる”(ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領)という言葉もある。こうした問題を放置することは、国家の存亡に関わる問題です」と強調した。
韓国や中国など世界各国を訪れ、平和運動に携わっている小松さんは「自分のことを“平和主義者”だと思いますか」という記者の質問に対し、「企業の経営という観点から見れば、平和というものは常に必要不可欠なものではないでしょうか」と聞き返した。
鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)記者
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