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核問題:北が提出した資料、きょうソウルへ(上)

 「今回が(北朝鮮の核開発プログラム申告段階での)ソン・キム米国務省韓国課長の最後の北朝鮮訪問になりそうだ」

 米国務省が「北朝鮮を訪問中のソン・キム課長が、寧辺原子炉のこれまでの稼動状況についての資料を受け取った」と公式に発表した9日、北朝鮮の核問題を担当する韓国政府のある高位関係者はこのように述べた。当初は昨年末とされていた期限がすでに4カ月も過ぎてしまったが、北朝鮮による核開発プログラムの申告問題解決の糸口が何とか見え始めたということだ。しかし、最も根本的な前提となる、「核廃棄に向けた北朝鮮の真の意図」はいまだに確認できないことから、「今後もさまざまな局面で問題が出てくるだろう」とする見方も多い。

◆北朝鮮が明らかにしたものは何か

 米国は10日、ソン・キム課長が板門店を通じてソウルに向かう様子をマスコミに公開する予定だ。このような場面が公開されるのは異例のことで、ソン・キム課長は膨大な資料が入った段ボール箱を持ち込むという。北朝鮮の核問題が進展しつつあることを見せ付けたい米国による、一種の「ショー」でもある。

 北朝鮮が提出した資料は、今後行われる予定の検証作業で基礎的な資料ともなるものだ。韓国政府の当局者は、「北朝鮮が十数年かけて核開発を行いながら、絶対に公開することのなかった文書だ」と述べた。米国はまずこの資料を急いでチェックし、実際の検証の可能性について最初の判断を下すことになる。

 その結果が満足の行くものであれば、米国は北朝鮮をテロ支援国家リストから削除する手続きに入るという。これに合わせて北朝鮮は公式の核開発プログラム申告書を、6カ国協議の議長国である中国に提出し、中国はこれを6カ国協議の参加国に閲覧させる。この際北朝鮮は非核化の意志を明確にするために、寧辺の冷却塔を爆破し、この場面を国際社会に公開するという「見世物」が行われる可能性もあるという。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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