「韓国の米国化、ただの物まねではない」(下)
◆消費:節約の中の幻想から欲望の解放へ
金徳鎬教授は「日常生活と消費の米国化」を3段階に分けた。「ギブミー・チョコレート」に象徴される第1段階(1945‐60)においては、米国製のものに対し羨望と同時に劣等感を抱き、消費の米国化は未だ実現不可能な「幻想の中の欲望」だった。第2段階(1961‐85)では、ようやく米国的な消費を模倣し得る物質的基盤が整ったが、韓国人はまだ節約と貯蓄を指向していた。
その後、現在までの第3段階で、韓国人の関心は仕事から余暇、生産から消費へと急速に移っていった。マクドナルドやナイキ、バレンタインやハロウィンが若い世代に歓迎されるなど、「消費の米国化」段階を超えて「米国よりも米国的な」消費の状況を示すようになった、というわけだ。これが米国文化の「内在化」なのか、それとも韓国の状況に合わせた「現地化」なのかは、もう少し観察してみる必要がある、と金教授は語る。
◆大衆文化:真似つつも抵抗し差別化
「大衆文化の米国化」について分析した元容鎮(ウォン・ヨンジン)教授は、移植・模倣・牽制という「上からの米国化」よりも、包摂・独占・抵抗という「下からの米国化」に注目した。植民地解放から第2共和国までは、知識人が米国に学ぼうと声を上げた「米国化共鳴」の時代、1961年から73年までは、国家の計画により文化が輸入された「調節の時代」だった。
その後1980年までは、「混同しながらの受容時代」だ。青年文化(米国化の独占)と民衆文化論(米国化に対する抵抗)が同時に起こり、メディアはテレビドラマ『ワンダーウーマン』『600万ドルの男』といった大衆文化を積極的に輸入した。81年から92年までの「内在化の時代」では、米国に対する政治的疑念と米国大衆文化の日常化が別々に、しかしながら同時に進行した。
それ以降、現在までの「米国を翻訳した米国化時代」では、ソテジや韓流に見られるように、米国と似ているようでありながら、具体的な内容では新しさを加味した模倣により、差別化を図る動きが現れている、というわけだ。
兪碩在(ユ・ソクジェ)記者
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