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核問題:寧辺で冷却塔の「爆破ショー」実現か

 北朝鮮の核開発プログラム申告問題が妥結に向かっていることを受け、寧辺にある核施設の冷却塔(写真)で「爆破ショー」が実現するかどうかに注目が集まっている。北朝鮮による申告書提出に伴う措置として、米国がテロ支援国リストから北朝鮮を除外すれば、北朝鮮が冷却塔を爆破し、その場面を全世界に公開することを検討しているもので、核放棄に向けた意思をアピールする狙いがある。

 寧辺の原子炉冷却塔は高さ20メートル余りで、北朝鮮の核問題の象徴的存在だ。この塔から水蒸気が出ていれば、核の危機が現在進行形であることを示していたからだ。

 米自由アジア放送(RFA)は11日、北朝鮮が平壌に支局のあるAP通信系列のニュース映像配信会社APTNを通じ、爆破場面を中継させる案を検討していると伝えた。

 韓国政府の消息筋は、「米政府は爆破を強硬派の説得に使うとみられ、北朝鮮の立場でも失うものはない」と指摘した。ある当局者は「もし実現するなら、テロ支援国解除手続きが完了するときではなく、手続きに入るタイミングになるだろう」と述べ、6カ国協議が再開される直前の5月末ごろになる可能性が高いことを示唆した。

 しかし、批判的な見方もある。北朝鮮式のイベントを「核放棄の意思」と直結させて理解するのは問題との指摘だ。韓国国防研究院の金泰宇(キム・テウ)責任研究委員は、「冷却塔は既に無能力化されたコンクリートの塊にすぎず、北朝鮮は寧辺の核施設自体を既に用途が終わったと見なしている」と指摘した。

 冷却塔の「爆破ショー」説が浮上するほど、米国と北朝鮮の核協議が急進展していることを受け、北朝鮮が韓国の頭越しに米国と交渉を行う戦術を本格化させるのではないかとの懸念も出ている。北朝鮮は米国に膨大な分量の核施設稼働日誌を提供するなど、積極的な対米接触に乗り出しており、米国も近く北朝鮮に対する人道的食糧支援を再開することにした。しかし、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権に対し、北朝鮮の国営メディアは連日「逆徒」などという表現で非難を続けている。韓国の大統領府(青瓦台)関係者は「現在の韓米間の緊密な協調関係と南北関係の懸案からみて、韓国抜きのやり方は不可能であり許容しない」と述べた。

 一方、米国務省のソン・キム韓国課長一行は10日、北朝鮮側から提供された資料7箱を持って板門店経由で韓国側に戻った。米政府はキム課長が12日に帰国し次第、資料の分析作業に入り、北朝鮮も近く核開発プログラムに関する申告書を6カ国協議の議長国である中国に提出する予定だ。申告書は40-50ページの量で、内容にはプルトニウムの抽出量や用途なども含まれるという。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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