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米朝の急接近に焦る韓国政府(上)

対北朝鮮食糧支援の方針変更

 大統領府(青瓦台)関係者は11日、記者に対し、北朝鮮の「思いがけない通米対南(韓国を無視して米国だけと交渉を行うこと)戦略」について長々と説明を行った。記者からの質問がなくとも、「われわれは北と対話する準備ができている。(北朝鮮が)韓国を排除したまま、米国との直接交渉を通じ韓半島(朝鮮半島)問題を解決しようという“通美対南”戦略に出るならば、それは方向性が誤っている」と語った。

 関係者の言葉からは、最近の北朝鮮の核問題交渉の急進展と米朝間の頻繁な接触について李明博(イ・ミョンバク)政権がどう見ているのか、その視角が浮かび上がる。韓半島の状況が急変している中で、ややもすると韓国だけが除外されかねず、こうした場合に国内外から批判が起こることを懸念している、というわけだ。

 李明博政権が国際機構を通じた北朝鮮向け人道的食糧支援推進の検討に乗り出したのは、こうした懸念と関係があると理解される。南北関係が事実上断絶している現在の状況では北朝鮮に直接食糧支援を行うことはできず、一方で今年の北朝鮮の食糧難は近年でもまれな深刻さであることから、「人道的支援」の次元で北朝鮮に対し世界食糧計画(WFP)を通じた迂回支援という方法を取り、同時に南北関係の突破口を開くという考えが込められているのが分かる。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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