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核問題:プルトニウムの算定量がカギに

米国、北朝鮮から受けた資料の分析に着手

 米国が北朝鮮から渡された寧辺原子炉の資料の分析に着手したことに伴い、「プルトニウムの量」が今後、北朝鮮の核問題交渉における最大の変数になるものと見られる。

 北朝鮮のプルトニウム抽出量について、米国はおよそ50キロと推定しているのに対し、北朝鮮は30キロ程度と主張している。従って、米国が今回入手した資料の分析を通じて新たに算定するプルトニウムの分量が、北朝鮮の申告書の内容とどれだけ一致するかによって、北朝鮮の信頼度が決定する。結果次第では、今後のプロセスが順調に進むかどうか予想することもできるというわけだ。

 ある外交消息筋は、「分量の違いが大きくなければ“政治的決着”で乗り越えられるが、“意味ある誤差”が生じた場合、米国内の強硬派の反発を抑えることは容易ではない」と語った。

 外交消息筋によれば、北朝鮮は昨年11月、プルトニウム抽出量30キロから31キロという数字を米国側に提示したが、米国はこれを一蹴したという。また北朝鮮は、最近訪朝した米国務省のソン・キム韓国課長ら一行にも同様の内容を示したことが分かった。これに対して米国は、「北朝鮮が使用済み燃料棒の再処理を3度にわたって行い、45キロから51キロのプルトニウムを抽出した」と見ている。

 韓米両国の消息筋によれば、北朝鮮は第1段階として、1992年に国際原子力機関(IAEA)から最初の核査察を受ける前、寧辺の核施設で秘密裏に10キロから12キロの兵器級プルトニウムを獲得した、と伝えられている。その後北朝鮮は、94年の枠組み合意(ジュネーブ合意)に従い、原子炉から取り出した8000本の使用済み燃料棒を水槽に保管してきた。しかし2002年に「第2次核危機」が勃発するやジュネーブ合意を破棄、03年6月に燃料棒を再処理した。米国の原子力専門家ジークフリート・ヘッカー博士は、03年6月の再処理によるプルトニウム抽出量を25キロと推定している。さらに北朝鮮は、第2次核危機以後新たに作製した燃料棒を05年7月に再処理し、このときにもおよそ10キロから14キロのプルトニウムを手に入れた、と伝えられている。

 北朝鮮が06年10月に核実験を行った際、プルトニウム6キロから7キロを使用したとすると、北朝鮮が現在保有しているプルトニウムは40キロから50キロ程度だ、というのが米国側の推定だ。しかし、北朝鮮がプルトニウムを実際に抽出する過程で技術的な問題が発生した場合、数値が異なってくることもあり得る。

 政府当局者は、「北朝鮮が提出した資料は膨大で、翻訳が必要なことから、こうした検証作業に時間がかかり、長引く可能性もある」と語った。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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