児童性犯罪:10代に蔓延するわいせつ物(下)
ファイル交換ソフトなどを通じ広がる
◆効果のないわいせつ物対策
このようにわいせつ物が氾濫している中、10代の児童・生徒たちを守るためのシステムはお粗末なものだ。少年・少女たちがわいせつ物を入手するのを制限するシステムとしては、成人認証、有害サイト遮断プログラム、政府の取り締まりの3種類がある。だが、この中で十分に効果を発揮しているものは一つもない。
住民登録番号を入力して行う成人認証は、まったく役に立たない「防護壁」だ。ソウル市内のあるネットカフェで会ったチェ某君(10)=ソウルS小学校5年=は「偽の住民登録番号がネット上で出回っているため、両親の住民登録番号をこっそり使う必要もない」と話している。
児童・生徒たちが頻繁に利用するネットカフェには、有害サイト遮断プログラムのインストールが義務付けられているが、これもきちんと守られていない。多くのネットカフェの経営者たちが、インターネットへのアクセス速度が遅くなるという理由で、プログラムを削除してしまうからだ。
ソウル西大門警察署生活秩序係のある警察官は「数百台もあるネットカフェのパソコンに遮断プログラムがインストールされているかいちいちチェックするのは不可能だ」と話している。
また、保健福祉家族部メディア環境課のキム・サンビョク課長は「外国のサーバーを利用したポルノサイトは取り締まる方法がなく、またP2Pソフトの場合は不特定多数の子どもたちが(わいせつ物の)交換に使っているため、処罰の対象を特定するのが困難だ」と述べた。
2007年に保健福祉部(当時)が行った調査によると、10代の児童・生徒たちがわいせつ物を入手する場所は、自宅や友人宅であるケースが88%に上った。このため、専門家たちは家庭用のパソコンに有害サイト遮断プログラムをインストールし、また児童・生徒たちが一人でパソコンを使えないように指導することが重要だ、と指摘している。一方、文化体育観光部は、「グリーンウェア」「マム・アイ」「エックスキーパー」「オアシス」「ウェブクリーン」「イージーキーパー」「PCシールド」の7種類の有害サイト遮断プログラムのうち一つを必ずインストールするよう勧告している。
延世大の金銀美(キム・ウンミ)教授は「現状のようにわいせつ物が氾濫している状況で、青少年のわいせつ物との接触を完全に断ち切ることは困難だ。わいせつ物を入手し、問題行動を引き起こすきっかけになることがないよう、家庭や学校でもっと性教育に取り組むことが必要だ」と話している。
パク・スチャン記者
パク・シヨン記者
オ・ヒョンソク記者
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