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中国地震:世界文化遺産の都江堰は今(上)

堤防本体は無事

 中国四川省を襲った大地震で世界文化遺産に指定された遺跡にも被害が出た。

 記者は15日、震源のブン(さんずいに文)川県と四川省の省都・成都市の中間に位置する都江堰市から岷江を約5キロ上流にさかのぼった地点にある古代の水利施設「都江堰遺跡」を訪ねた。

 都江堰遺跡は入場券売り場から崩壊していた。秦の全国統一以降、歴代の王朝が増改築を繰り返してきた廟(びょう)は楼閣の大部分が大きく破壊されていた。遺跡に向かう入場券売り場、記念品店、ケーブルカーが設置された建物、泰堰楼などの屋根瓦が粉々になって地面に散乱していた。復旧作業を考える余裕はまだない。

 遺跡の管理人は、入場券売り場にビニールテントを張って野宿していた。管理人は「山崩れと地震の揺れで、岷江をせき止める堤防などの遺跡に近づくことができなくなった。中国人の誇りと歴史が詰まったこの場所がこんなふうに変わり果てるとは思わなかった」とため息をついた。ただ、遺跡の最重要部の堤防自体と「宝瓶口」など水利施設は地震の被害を受けていないという。

 付属建築物や景観は損なわれたが、最も大切な古代水利施設が無事だったことはせめてもの慰めだ。都江堰の水利施設は現在も周辺の5300平方メートル余りに農業用水を供給している。

都江堰(中国四川省)=李明振(イ・ミョンジン)特派員

【ニュース特集】中国・四川省大地震

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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