Print this Post Article Lists Back

世界が注目する北朝鮮の鉱物資源(上)

 今年4月の時点での輸入資源価格が前年同期に比べて58.5%も上昇し、アジア通貨危機以来最高の上げ幅を記録した。しかしそのような中でも、国際的な相場より20%も安く手に入れることができたものがあった。北朝鮮産の無煙炭だ。韓国銀行の関係者は、「中国経由で発電・製鉄所用に輸入されたものだ」と説明した。

 原材料価格の高騰に苦しむ韓国経済に対し、北朝鮮が救いの手を差し伸べるかのような状況となっている。昨年の北朝鮮産鉱物資源の輸入は1億2079万ドル(約125億円)で、2006年に比べるとおよそ2倍の増加となった。今年1‐3月期も20%以上の増加率を記録している。

 北朝鮮での資源開発は、南北関係が硬直状態にある中でも静かに進んでいる。統一部は昨年7月に南北交流協力資源協会を発足させ、北朝鮮の資源開発窓口を一本化した。分断以降初の北朝鮮での鉱山開発に向け、「投資家を集めるための説明会」も今年中に行われる予定だ。

 北朝鮮産鉱物資源の価値は、大韓鉱業振興公社の推定によると、2006年の基準で3719兆ウォン(約367兆円)に達し、韓国(206兆ウォン=約20億円)の18倍に達する。最近の資源価格の高騰を考慮すれば、現在の価値は4000兆ウォン(約395兆円)を超えるとみられている。

◆国際相場よりも20%から30%安い

 南北交流協力資源協会は現在、咸鏡南道端川にあるマグネサイトと亜鉛鉱山3カ所に対する調査を行っている。ゴム、石けん、砂糖など8000万ドル(約83億円)相当の軽工業製品を提供し、開発交渉で優先的な立場を確保した。同協会のチェ・ギョンス室長は、「800億ウォン(約79億円)であれほどの鉱山開発権を得られるのは、世界中どこを探してもない」と述べた。

趙義俊(チョ・ウィジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る