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世界が注目する北朝鮮の鉱物資源(下)

 民間レベルでの北朝鮮産鉱物資源の輸入も増加している。北朝鮮産鉱物専門の輸入企業ナウ・コーポレーションのクォン・ジュン会長は、「無煙炭価格は中国やベトナムと比較しても20%から30%は安く、競争力は十分だ」と述べた。

 とりわけ北朝鮮はインフラ整備が遅れており、採掘可能な量の30%しか実際に掘り出すことができていないことから、韓国側が支援を行えば生産量をさらに大きく増やすことができる。しかし韓国船籍の輸送船が北朝鮮航路の通過には慎重なことから、輸送船を確保するのが困難な状況にある。そのため韓国政府の認可が遅れ、輸入にかなり長い時間がかかっている、と業界は指摘する。

◆手遅れになると北朝鮮の鉱山は中国のものに

 北朝鮮は資源大国といえるほどではないが、資源のない韓国とは比較にもならない。北朝鮮は国土のおよそ80%に鉱物資源が埋蔵されており、すぐにでも採算に乗せることができる鉱物だけでも20種以上ある。そのほとんどが韓国では100%輸入に依存しているもので、マグネサイト(40億トン)は世界2位、黒煙(200万トン)は世界3位の埋蔵量を誇る。

 一時、中国が総額12億ドル(約1240億円)の投資を行い、北朝鮮産の資源を奪っていくのではとの報道もあったが、実際に投資に乗り出すかどうかはまだ確認されていない。統一部の関係者は、「北朝鮮の体制崩壊のリスクやインフラ不足から、中国が簡単には投資に乗り出せないようだ」と述べた。

 ナウ・コーポレーションのチョン・ボッキ常務は、「中国丹東に行くと、北朝鮮から運ばれてきた鉱物資源であふれている。食糧難がさらに激しくなれば、北朝鮮が自国にある残りの鉱山も売り払う可能性がある」と指摘した。米国や欧州のいくつかの企業は、北朝鮮がテロ支援国家から解除されれば、直ちに資源開発に乗り出すとの意向を明らかにしている。

趙義俊(チョ・ウィジュン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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