任天堂「Wii」が韓国で苦戦するワケ
昨年、韓国のゲーム市場で旋風を巻き起こした任天堂も、嫌な「ジンクス」にとらわれてしまうのか。映画の世界でも、大きな期待を集めた後編が前編の興行成績に遠く及ばないという「ジンクス」があるように、任天堂も後続が売れない可能性が高まっているのだ。
任天堂は今年4月末に家庭用ゲーム機「Wii」を韓国市場で発売した。昨年初めにポータブルゲーム機「ニンテンドーDS」を韓国で発売し、毎月10万台以上を売る大ヒットを飛ばした。この勢いに乗って韓国のゲーム市場を一気に制覇しようと考えた任天堂は、マーケティング関連予算だけでも実に300億ウォン(約31億円)を投じ、韓国のゲームメーカーを無力化させる戦略に出た。
しかし、ここ1カ月間にわたって任天堂「Wii」の販売実績は期待を大きく下回っている。韓国の電子流通業者は、「Wii」の販売台数が1カ月間で約3万5000台にとどまっている、とみている。テクノマートの売り場関係者は、「初めはWiiが品切れになったらどうしようかと心配したが、少なくともそういうことはしばらくの間なさそうだ」と話している。
このように任天堂「Wii」が苦戦を強いられている理由について、ゲームの専門家たちは「ニンテンドーDS」の成功がむしろ「Wii」の足かせとなっている、と分析している。自分の子どもたちが一日中、「ニンテンドーDS」に夢中になっている姿を見た父兄たちが、「Wii」には初めから目をくれようとしないというのだ。あるゲームメーカーの最高経営責任者(CEO)は「コンピューターがなければプレイできないオンラインゲームに対し、ニンテンドーDSはいつでもどこでも利用することができる。父兄たちはむしろこうした理由から、任天堂ゲームの中毒性を強く認識するようになった」という。
また家庭用ゲーム機が、韓国人消費者にとって親しみ深いオンラインゲームと真っ向から対立しているという点も、悪材料だ。NCソフトの「リネージュ」やネクソンのカジュアルゲームに慣れている韓国人消費者は、ビデオゲームの出現に抵抗を感じているというのだ。
白承宰(ペク・スンジェ)記者
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