「亀甲船探し」が本格化 /慶南
巨済市七川島で盛大な出港式、来年5月末まで第1回目の探査
慶尚南道巨済市の七川島周辺の海域で、「亀甲船探し」が本格的に始まった。慶尚南道は今月2日、七川島にある公営運動場で金台鎬(キム・デホ)知事や市長・郡守、海軍関係者、大宇・サムスン・ソンドン・STXなど造船大手4社の関係者、周辺住民ら1000人以上が参加する中、探査船の出港式を行った。
この日の式典をきっかけに、来年5月末まで1年の計画で、まずは七川島周辺の海域で亀甲船などの探査が本格的に行われる。8億ウォン(約8300万円)の事業費は、大宇造船海洋など慶尚南道の造船4社がそれぞれ2億ウォン(約4150万円)ずつ出し合って支援を行い、韓国海洋科学技術など3社が七川島周辺の海底を集中的に調査する。
慶尚南道と海軍教育司令部、サムスン・大宇など造船4社、慶尚南道発展研究院は、昨年2月に亀甲船探査の結団式を行い、海軍士官学校の李敏雄(イ・ミンウン)教授ら歴史考証諮問委員7人の意見やこれまでの探査結果などを詳しく分析し、七川島海域を対象地域として選定した。七川島海域は1597年に朝鮮海軍が惨敗した場所で、探査を長期的に続けるかどうかは1次探査の結果を詳しく分析・検討した上で決められることになっている。
亀甲船の探査と引き上げのための作業は、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領時代の1973年から78年にかけて文化広報部が行ったが、これといった成果がみられないまま終了した。その後海軍が探査に乗り出し、94年に全羅南道麗川の白島近海で銃筒など計25点の貴重な遺品を引き上げたが、亀甲船本体を探し出すことはできなかった。亀甲船の探査に関しては98年に28人で構成された海底資料探査チームが再び活動を開始したが、やはりこれといった成果を挙げることができないまま、2003年には10人に縮小され、分期ごとに1回(2週間)の探査活動を行ってきた。
亀甲船の探査は慶尚南道が推進している「李舜臣(イ・スンシン)プロジェクト」の中心的事業だ。「南海岸時代を切り開く」をスローガンに掲げる慶尚南道は、1470億ウォン(約153億円)の事業費で李舜臣将軍世界化事業、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)関連遺跡の整備・復元事業などを通じ、李舜臣将軍を国のブランドあるいは観光資源として活用するために、2006年に27の李舜臣プロジェクトを定め、現在推進している。
李舜臣プロジェクトはこれら27の事業が3段階に分けて推進される。第1段階では2010年までにおよそ1086億ウォン(約113億円)を投じ、▲亀甲船などの軍船製造▲閑山大捷李舜臣広場の造成など、13の事業が行われている。
亀甲船の捜索はこれまでも海軍が20年以上行ってきたが、これといった成果がなかったことから、予算の浪費という指摘もある。しかし慶尚南道は「1%でも可能性があれば挑戦を続ける」として意欲を見せている。
一方、この日の出港式では壬辰倭乱当時に殉国した朝鮮水軍の魂を慰める鎮魂祭も同時に行われ、当時の亀甲船を10分の1の大きさに縮小して制作した亀甲船の模型と、その製作過程なども紹介された。また、探査に使用される30種以上のハイテク機器も同時に展示された。
姜仁範(カン・インボム)記者
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