試乗記:ホンダ「ニューレジェンド」
「伝説」が帰ってきた。ホンダ・コリアが今月末に発売するフラッグシップ・モデル「レジェンド」のフェイスリフトモデル(発売から2、3年後に外見を変えて販売されるモデル)は、ホンダの精神と技術に込められた「伝説」をそのまま継承する。「レジェンド」と言えば思い浮かぶ四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD」は、「技術のホンダ」をよりいっそう引き立てている。前後の車軸に駆動力を分配する一般的な四輪駆動とは違い、後輪の左右のタイヤの駆動力まで自由に調節する。従って、特に雪道や雨道での安定走行を得意としている。ホンダは、レジェンドでSH-AWDの性能をさらにパワーアップしたと明かしている。
今月14日午前、レジェンドのエンジンを掛けると、特有の重厚なエンジン音が心地よく鳴り響いた。アクセルを踏むと、低速時でも重心が下がるのを感じ、技術力の高さを感じさせた。
雪岳山で行われた記者会見に参加するため、急カーブの多い彌矢嶺を走ったが、遠心力を制御する能力の高さには驚かされた。特に計器盤の走行情報システムが、それぞれのタイヤに伝わる駆動力の割合を表示するため、これを確認しているだけでもドライバーは楽しくなる。左カーブの下り坂で勢いよくハンドルを切ると、右後方のタイヤに力が配分され、車体の右への傾きを相殺しようとしているのを感じた。あいにく雨にも見舞われたが、なんだか車が体の一部になったかのように感じられた。また制動性能も申し分なかった。
レジェンドの韓国国内での発売は、今回で3回目となる。1996年に大宇自動車がアカディアという名で組立販売した第2世代(日本では1990-1996年)に続き、昨年ホンダ・コリアが第4世代(2004年-現在)を持ち込んだ。今回販売されるのは、この第4世代のフェイスリフトモデルとなる。
この3モデルのうち特に今回のモデルは、最も強い心臓を持っている。排気量を従来モデルの3500ccから3700ccに引き上げたV型6気筒VTECエンジンを搭載し、最高出力は307馬力を誇る。また、アルミニウム素材を採用し、車重も軽減されている。しかし、加速性能からはやや寂しさを感じた。外見はさらに精錬され、大きくなった。まるで猛獣の筋肉を思わせる。
性能を除いて言うならば、最上級モデルとしての高級感にやや欠ける感じが惜しまれた。スマートキーやオート・ドアロックのような中型車クラスの標準仕様が排除されているほか、バックギアを入れる際の警告音もやや軽さを感じてしまった。四輪駆動であるためか、燃費もそれほどいいとは言えないようだ。
金徳翰(キム・ドクハン)記者
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