Print this Post Article Lists Back

ドラマ『スイート・マイ・シティ』で注目、ソウル江南

シーン1:編集代行会社の代理という肩書きを持つ31歳のオ・ウンス(チェ・ガンヒ)と、そんなウンスを愛する映画監督志望の24歳のユン・テオ(チ・ヒョヌ)。二人がオープンカフェ風のワインバーや異国風のアクセサリー店が立ち並ぶソウル市江南区新沙洞の通りを歩きながら、テオがウンスにこう言う。「宇宙の年は150億歳なんだって。それを思えば僕たちは同い年のようなものだよ」

シーン2:テオと別れ、新しい恋を始めようとしているウンス。江南区狎鴎亭洞にあるギャラリアデパート前のバス停に設置された名詩鑑賞の掲示板を見ながら昔のことを思い出す。その詩のタイトルはチョン・ホスンの『さみしいから人間だ』。「泣かないで/さみしいからこそ人間だ/生きるのは孤独に耐えること…」

 6日からスタートした全16話のSBSプレミアムドラマ『スイート・マイ・シティ』。2005年から06年まで本紙で連載され、大好評を集めたチョン・イヒョンによる同名小説が原作。30代の独身男女の仕事・恋愛・友情をお洒落な映像で描いたこのドラマは、ほとんどのロケが江南区で行われている。21世紀ソウルの「クール」な姿を画面に映し出すため、同区内での撮影シーンが多くなったようだ。

 江南区はこのドラマを通じ国内外に「街の宣伝」をしようと、ドラマの撮影が始まった3月から積極的にロケに協力している。昼間でも早朝でも、撮影の時間に合わせて区役所の職員たちが出向き、不便な点はないかチェックしながら、撮影を見守っている。新沙洞の街路樹通りや狎鴎亭洞のギャラリアデパート前のロータリーのほか、永東5橋付近の良才川自転車道路などで、ウンスとテオのデートシーンが幾度も撮影されている。

ドラマ『マイ・スウィート・シティ』の主な舞台、ソウル市江南区新沙洞の街路樹通り。

 ウンスが仕事のためにいろいろな資料を閲覧しているのは、三成洞にある江南区庁1階ロビーの図書館。お見合いで知り合った30代半ばの有機農業会社CEO(最高経営責任者)のキム・ヨンス(イ・ソンギュン)と一緒に訪れたコンサート会場は江南シンフォニー・オーケストラのブランチ・コンサートホールだ。このコンサートは毎月第1週目の木曜日午前11時に新沙洞のチャンチョン・アートホールで行われている。

 ドラマの主人公たちが移動するにつれて、江南の隠れた名所が次々に登場する。既にブランドファッション通りとして有名な清潭洞、お洒落なデザインのビルが立ち並ぶ島山大路、島山公園の一帯、広い大通りに沿って高層ビルが屏風のように囲うテヘラン路もドラマの舞台として登場する。

 同ドラマの英語タイトルは『My Sweet Seoul』。この小説は日本語にも翻訳され、『マイスウィートソウル』というタイトルで発刊されたほか、日本でのドラマ化も進められている。そのためドラマがヒットし、韓流の波に乗った場合、ドラマの主な舞台となった江南区の国際的な認知度もアップすることが期待される。

 CJエンターテインメント・ドラマ事業チームのパク・ジヨン・プロデューサーは、「普通、韓流ドラマは日本からスタートし、アジアやそのほかの地域へと輸出されるシステムになっている。世界の多くの視聴者がドラマの舞台となった江南区のファッショナブルな町並みを見て、洗練されたソウルをイメージすることになるだろう」と話した。江南区はインターネットなどで「ドラマのロケ地とその場所への行き方、楽しみ方」などを詳しく紹介しているほか、街路樹通りなど、ドラマのロケ地を回るツアーを運営する方案も検討している。

 江南区のキム・ソンファ広報室長は「『セックス・アンド・ザ・シティ』で“ニューヨークスタイル”が世界の視聴者を魅了したように、江南を舞台にした同ドラマで、ソウルの観光と韓流マーケティングの幅を広げたい」と話した。

ドラマ『マイ・スウィート・シティ』の主な舞台、ソウル市江南区新沙洞の街路樹通り。

チョン・ジソブ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る