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米国産牛肉:デモ隊が新聞社襲撃、社名引きはがす(下)

 はしごに上った男は玄関上部に取り付けられた「朝鮮日報社」という漢字のロゴをハンマーでたたきはじめた。その光景を見ようと周辺のデモ隊も集まり、群衆は100人余りに膨れ上がった。男は約10分かけてロゴを引きはがし、積まれたごみの山に投げ捨てた。その瞬間、デモ隊からは歓声が上がった。朝鮮日報側の警備員が制止を試みたが、デモ隊数人が走り寄り、警備員を暴行した。缶や汚物も投げつけられた。

 その後、デモ隊は魚醤や食べ残しのカップめんのスープをごみの山の上にかけたほか、3-4人が朝鮮日報社の玄関前で小便をした。当時周辺には女性のデモ参加者もいた。デモ隊は午前5時40分ごろまで集散を繰り返し、玄関前に「次はクソをする」「朝鮮日報は廃刊しろ」「ろうそくは生きている」などという落書きを残した。デモ隊が朝鮮日報社前で蛮行に及んだ1時間40分の間、警察はついに姿を見せなかった。

◆デモ隊、東亜日報も襲撃

 デモ隊はほぼ同時刻に世宗路交差点に近い東亜日報社の社屋も襲撃した。同じグループが事前に準備して犯行に及んだものだ。

 午前4時ごろにデモ隊100人余りが東亜日報社前に詰めかけ、カップめんの食べ残しなどが入ったごみ袋をガラス張りの玄関に投げつけ、前に積み上げた。

 デモ隊の一部は角材を振り回し、回転ドアのガラス1枚を完全に破壊した。回転ドアの上に取り付けられていた「東亜日報」というロゴも引きはがされた。同社社屋の鍾路に面した側にある新聞掲示板のガラス3枚も割られた。

 デモ隊はさらに社屋に上に掲げられた国旗と東亜日報の社旗を引きずり下ろし、代わりにごみ袋を掲揚した。これを見ていたデモ隊は歓声を上げた。デモ隊は東亜日報の駐車場に集団で立ち小便をし、周辺では出勤時間帯まで異臭が漂った。

 デモ隊が朝鮮日報、東亜日報を襲撃している間、西大門区の警察庁庁舎前には警察バス20台余りが5センチのすき間もない間隔で配置され、まるで要塞のような警備体制が敷かれていた。

26日未明、デモ隊に襲撃された東亜日報社の正門。デモ隊が捨てたごみが山積みになっており、回転ドアのガラスも割られた。/写真=チョン・ギョンヨル記者

チョ・ジュンシク記者

【ニュース特集】米国産牛肉輸入問題

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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