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【記者手帳】内部告発者探しに懸命のMBC

 MBC放送は現在「内部告発者」探しに全力を挙げている。狂牛病問題で『PD手帳』が意図的に誇張・誤訳などを行った疑惑を裏付ける証拠が相次いで明らかになったことに対して、MBCは対策会議を開き「過ちを認めず謝罪もしない。最大限時間を引き延ばそう」という結論を下した。この会議の資料が本紙を通じて公開されたことから、MBCは直ちに「流出者」探しに乗り出したのだ。

 MBC周辺では「対策会議の担当者が資料を経営陣に電子メールで送ったが、複数の社員に一斉メールを送るというミスを犯した。担当者がミスに気付いて直ちに削除しようとしたが、何人かの社員はそれを閲覧したようだ」との話が広まっている。

 MBCは「検察による捜査や裁判所の判決、放送通信審議委員会による審議などに備えて最大限時間を引き延ばそう」として『PD手帳』疑惑の解明には遅延戦術を用いつつも、文書を流出させた人物を探すのには素早い動きを見せている。

 しかし文書を流出させた人物を探し出すとは言うが、MBCにそのような倫理的問題を追及する資格があるのか疑問だ。公共的な放送を自認しながら、本当に明らかにすべき点には沈黙の態度で一貫しているからだ。

 国民は今年4月29日に放映された『PD手帳』の制作過程で、一体どのようなことが起こったのかについて知りたがっている。数多くの疑惑が指摘されているが、『PD手帳』側は今も固く口を閉ざしたままだ。文書の流出も、『PD手帳』に関する真実が隠されたままでは問題だと判断した誰かがいたから起こったのだ。

 『PD手帳』に対しては現在、名誉棄損の疑いで検察の取り調べが行われている。言論仲裁委員会による仲裁決定を不服としたことから、裁判所でも審理が進められている。これらのすべての手続きにおいて、MBCの方から先に明確な説明を行うべきだ。それこそ、『PD手帳』が普段から訴えていた「今の時代の正直な目撃者」の精神でもある。

申東薫(シン・ドンフン)産業部(メディアチーム)

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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