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韓国女性射殺:4.8キロの移動にわずか30分?(上)

 1998年に金剛山観光が開始されてから10年。観光客が北朝鮮兵の銃撃を受けて死亡するという前例のない事件が発生した。観光客が「立入り禁止区域」に入ったのが事件発生の原因であるというのが北朝鮮側の主張だ。

 しかし、現代峨山を通じて伝えられた北朝鮮による説明には数多くの疑問が残る。また事件が発生した場所は海水浴場からわずか200メートルで犠牲者は50代の民間人女性観光客だった。そのため北朝鮮側が過剰な対応に出たとの非難も起こっている。

 金剛山特区の出入り口や交差路など、観光客が立入り禁止区域に進入する可能性のある場所なら間違いなく監視兵を配置するはずの北朝鮮が、この地点だけは放置していたことも明らかになり、北朝鮮側と現代峨山による観光客の安全管理に問題があったとの指摘もある。

 それでも現時点では、北朝鮮側による一方的な主張以外に正確な真相を把握する方法がない。北朝鮮側の主張と現代峨山の説明を基に事件を再構成すると次のようになる。

 11日早朝4時30分。まだ完全に夜も明けていない時間帯。金剛山観光にやって来た主婦のパク・ワンジャさん(53)が観光特区内にある金剛山ビーチホテルの入口を出る様子がホテルの監視カメラに映っていた。知人3人と共に2泊3日の日程で金剛山観光にやって来たパクさんは、前日10日には内金剛を観光し、この日はソウルに戻る予定だった。

 現代峨山の説明によると、パクさんは1キロほど歩いて全長1.6キロほどの海水浴場に到着し、その後海水浴場の東から西に設置された高さ2メートルの鉄製フェンスがある地点に到達したものと推定される。このフェンスは観光客がそこから先に行けないようにするためのものだというが、立入り禁止の表示はなく、フェンスを監視する北朝鮮兵もいなかったと現代峨山は説明した。ある関係者は「フェンスは砂浜の終端部に設置されている上に、当時は引き潮の時間帯だったことから、パクさんは何の疑問も持たず立入り禁止区域に入ったのだろう」と語った。

崔有植(チェ・ユシク)記者

李性勲(イ・ソンフン)記者

【ニュース特集】金剛山で韓国人観光客射殺

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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