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独島・金剛山・北の核問題、三重苦の韓国外交(上)

 韓国の外交政策が独島(日本名竹島)の領有権問題、金剛山で起きた韓国人観光客射殺事件、北朝鮮の核問題という三つの難題に板挟みとなり、身動きが取れない状況に陥っている。

 韓国政府は、三つの問題で互いに矛盾する立場を取ることを迫られている。例えば、日本が中学校の新学習指導要領解説書に独島問題を盛り込んだことをきっかけとする現在の対立を解消しようとすれば、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で日本との協力の枠組みを再考せざるを得ない。また、南北による共同歩調も解決策の一つだ。しかし、金剛山での韓国人観光客射殺事件で韓国政府は北朝鮮に謝罪と再発防止策を求めている最中だ。また、金剛山での事件に対する国際社会の支援を得ようとすれば、米国、日本の力が必要だが、日本とは独島問題で外交摩擦を起こしており、米国は今回の問題が北朝鮮の核問題をめぐる協調体制にマイナスの影響を及ぼすのではないかと懸念している。

 三つの難題をめぐる当事国の利害関係は複雑に絡み合っており、韓国政府には切り込む余地がない状況だ。このため、韓国外交が「三つのわな」にかかったといった分析まで聞かれる。

◆金剛山射殺事件での協力困難

 外交通商部と統一部は先週、「金剛山での事件の円満な解決に向け、主要友好国と国際的な協力について協議している」との立場を示した。実際に柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官は22日から24日までシンガポールで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)で金剛山での今回の事件を取り上げ、国際社会に協力を求める構えだ。

 しかし、国際的な協力が可能かどうかは、外交通商部ですら半信半疑だ。任期残りわずかで功績にこだわる米ブッシュ政権は金剛山問題のせいで北朝鮮核問題の進展が遅れることを受け入れないとみられる。北朝鮮に対する影響力が大きい中国も北京五輪を控え、複雑な問題に関与することを避けたい立場とみられ、仲裁役となることを拒否しているもようだ。金聖翰(キム・ソンハン)高麗大教授は「国際的協調に向けた条件は整っていない」と指摘した。国連など国際機関に問題を持ち込む案も検討されたが、今回のような突発的事件に国際機関が介入する可能性は低いというのが専門家の見方だ。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

【ニュース特集】金剛山で韓国人観光客射殺

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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