ハングルに魅了された米国人、韓国で詩集を刊行
400編の詩を書き、朗読会も開催

- 先月、韓国語で書いた詩集『テーブル戦争』を刊行した大邱カトリック大学の英語英文学科客員教授、ジェイソン・ロジャースさん。今月11日、自分の研究室で紙に書いた手書きの詩を見せている。/写真=イ・ジェウ記者
今月11日午後、慶尚北道慶山市河陽邑の大邱カトリック大学。英語英文科の客員教授ジェイソン・ロジャースさん(28)の研究室のテーブルには『金達鎮(キム・タルジン)詩全集』『草緑交信』など、韓国の詩集10冊余りが積まれていた。本棚にも専攻関連の本と同じくらい多くの韓国の詩集や小説が並んでいる。「詩を書くのが楽しくて、1日中詩のことばかり考えている」と言って、テーブルの上にあった詩集1冊を手に取って見せた。
『テーブル戦争』。最近ジェイソンさんが韓国の出版社マンイン社から刊行した韓国語の詩集だ。計73編の詩が130ページにわたり収められている。行間に絵が書かれている詩もあれば、プラスとマイナスが繰り返される詩、韓国語と数学の記号が交ざった詩まで、独特な味わいの詩集だ。「ハイパーグラフィア(書かずにいられない病)」という題の詩は「詩人と小説家の下痢言葉」という言葉で終わっている。ジェイソンさんは「故・李箱(イ・サン)のように難解な詩を書く個性の強い作家が好き」と笑った。
ジェイソンさんが初めて韓国語に触れたのは6年前の2002年。米ミシシッピ州立大学に在学中、韓国人留学生と知り合ったことがきっかけだった。まずは言葉を習い、次に文字に関心を持つようになったという。結局、ジェイソンさんの韓国語に対する好奇心は大学卒業とともに韓国行きを決意させるまでに至った。03年に大邱にやってきたジェイソンさんは、英会話スクールなどで講師をしながら韓国生活をスタートした。04年に韓国の友人から李箱や高銀(コ・ウン)など韓国の詩人に関する話を聞いてからは、韓国の詩にも興味を持つようになった。
大学の教壇に立った06年、ジェイソンさんは韓国語の詩を書くという思い切った挑戦を試みた。ジェイソンさんは「歩いているときも食事中も詩を書きました。夢の中でも書いたほどです」と話しながらそっと目を閉じる。
このように一つ一つ書きためた詩がいつの間にか400編を超え、詩を書き始めてから2年余りが過ぎた今年3月には、手あかの付いたノートに「ジェイソンの天才的な超大規模詩集」という仮題を付けた。このうち73編を選び、先月詩集として発刊した。
ジェイソンさんは最近も1日3時間は韓国語の詩を書く。今月5日には大邱地域の詩人たちが集まり、大邱中区郷校で自分の書いた詩の朗読会を開催した。9月には大邱カトリック大学の国語国文科大学院に入学し、韓国文学を学ぶ予定だ。
「ハングルに魅了され韓国に来ました。そして韓国の詩に魅了され、韓国を離れない決心をしました」と話すアメリカ人のジェイソンさん。「これからは体系的に韓国文学を学び、韓国の文化を幅広く知りたいと思っている」と今後の抱負を語った。
チェ・スホ記者
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