海兵隊の監視所が倒壊、兵士3人死亡 /浦項(下)
老朽化が原因か
倒壊した監視所は、天井を上から踏まれたような状態で、壁も一部破損し、廃墟のような様相を呈していた。横5メートル、縦5メートル、厚さ15センチの屋根は完全に破壊され、屋根の上に乗っていた土嚢も中身が飛び出していた。海兵隊側は「監視所の中には特に設備はなく、夜間に海面を照らすためのサーチライト1台が据え付けられているだけだった」と話している。
海兵隊によると、この監視所は1970年代に建てられたもので、第1師団が管轄する区域には、同じ時期に建てられた監視所がほかに13カ所あるという。また、規定に従って4カ月に1回ずつ、すべての監視所の安全点検を行っていたという。倒壊した監視所については、幹部らによる自主点検班を最近結成し、台風7号(アジア名「カルメギ」)に備えた臨時の安全点検を実施していたが、特に異常は見られなかったという。
海兵隊の関係者は「定期的に点検を行い、壁の亀裂や破損など、肉眼で確認できる部分については常に補修を行ってきたが、内部の腐食など、目に見えない部分についての点検はおろそかになっていたようだ」と話している。
亡くなったチュ・ファンギ上等兵は、東新大(全羅南道羅州市)の警察行政学科を休学し、昨年1月に入隊した。警察官採用試験を目指し、海兵隊での勤務を終えた後も試験勉強をしていたという。また、イ・テヒ二等兵は大徳大(大田市)の警察行政学科を休学し、今年4月に入隊した。テコンドー2段で、「あきらめるな」という言葉を座右の銘にしていたという。イ・ヨンホ二等兵は東西大(釜山市)の観光学科を休学し、今年5月に入隊した。二人の二等兵は明るい性格で、軍隊生活を楽しんでいるようだったという。
3人の犠牲者の殯所(出棺まで棺を安置する場所)は、海兵隊第1師団附属浦項病院1階の葬儀場に設けられた。記者が夜8時ごろに殯所を訪れたところ、遺族たちが床に座り込んで号泣し、また同じ部隊の同僚たちが15‐20人ずつ列をなして弔問していた。さらに陸軍などで兵役に就き、休暇中だった友人たちも、知らせを聞いて駆け付けた。病院側は「信じられない事故の知らせを聞いてショックを受け、みな気が抜けたような状態だった」と話している。
浦項=チェ・スホ記者
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