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独島:島を守る住民たち、移住の歴史(下)

自ら住む漁師用宿泊施設の前に立つキム・ソンドさん(左)とキム・シンヨルさん夫妻。/パク・ウォンス記者
 最初に独島住民となったのは故チェ・ジョンドクさんだった。鬱陵島に住んでいたチェさんは、62年3月からイカ釣り漁船に乗って独島周辺を回っていたが、68年に西島でわき水を発見した。そこでチェさんはその地に家を建てて移り住むことを決心したという。同年、西島に一つの部屋と台所を作り、島の周辺にアワビの養殖場も設置した。まさに韓国版ロビンソン・クルーソーだ。

 独島生活13年目となる80年、日本が突然独島を自国領土だと主張し始めたことから、チェさんは「一人でもいいから大韓民国の住民が独島に住んでいるという証拠を残す必要がある」と考えて夫人のチョ・ガプスンさんとともに住民登録を申請し、81年10月14日に初の独島住民登録証の交付を受けた。しかし87年夏、チェさんは台風に見舞われて崩壊した家を修理するため、資材の購入に本土へと向かった際に脳梗塞(こうそく)で倒れて死亡した。

 チェさんが死亡した年にチェさんの末娘ギョンスクさん(44)と夫のチョ・ジュンギさん(47)、さらにその息子のガンヒョンさん(23)が独島に住所を移し、「独島住民第2号」となった。90年に生まれたギョンスクさんの娘ハンビョルさん(18)は出生地が独島となる唯一の人物だ。この家族は5年ほど独島に住んでから本土へと移った。

 京畿道竜仁市に住むギョンスクさんは最近、独島に父の記念碑を建てようと思い立った。「父の記念碑を通じ、わたしたちの先祖はずっと独島で生活してきたという事実を知らせたい」という内容をネット上に掲載し、文化財庁に申請も行った。慶尚北道は「文化財庁の承認さえ下りれば、行政でもあらゆる支援を行いたい」との立場だ。

 その後独島には鬱陵島の漁師だったチェ・ジョンチャンさん(71)夫妻をはじめとして、キム・ビョングォンさん、ファン・ソンウンさん、チョン・ソンボさんらが90年代初めに1年から3年ほど住民登録を移したという。91年に独島に移り住んだキム・ソンドさん夫妻と03年に移り住んだピョン・ブギョンさんは今も独島で生活しており、ホ・ウォンシクさんの前に灯台に勤務していたハ・インラクさん(53)も昨年6月から今年5月まで独島住民だった。

 一方、独島には87年11月に最初に戸籍を移したソン・ジェウクさん(67)をはじめとして、今年6月末までに2053人が戸籍を移した。

 独島の現在の公示地価総額はおよそ8億4800万ウォン(約9039万円)だ。

大邱=チェ・ジェフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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