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巨大投資銀行買収に動く韓国銀行業界(下)

◆リーマン買収、残された可能性

 交渉を主導した産業銀行は具体的な交渉過程に関して、「ノーコメント」を繰り返している。交渉の余地が完全になくなったわけではなく、米国の他の金融機関2-3社に対しても投資を検討しているためだ。

 閔銀行長は「M&A(合併・買収)はもともと交渉と決裂を繰り返すものだ。現時点でわれわれのカードを全て見せることはできない」と微妙な発言を残している。

 現時点で産業銀はリーマン・ブラザーズの買収を断念した状態だ。しかし、米国の金融不安が沈静化し、リーマン・ブラザーズが追加的な損失を出し切った時点で、再び交渉に臨む可能性を排除していない。また、産業銀抜きで民間銀行が共同で買収を目指す可能性もあるとみられる。

 金融委員会幹部は「産業銀は完全に手を引いた状態だが、民間銀行がコンソーシアムを組んで買収に乗り出す可能性もある」と述べた。金融委の別の関係者は「(他国も)リーマン・ブラザーズに注目しており、韓国が買収するのは容易ではない状況だ」と語った。

◆没落する150年の老舗

 1850年設立のリーマン・ブラザーズは今年3月、業界5位のベア・スターンズの破産を受け、今回の金融不安で「2匹目のいけにえ」になるのではないかとささやかれている。金融不安を招いたサブプライム住宅ローンにベア・スターンズ並みに攻撃的な投資を行ってきたためだ。

 4-6月期だけで約28億ドル(約3040億円)の損失を出し、キャッシュフローが不足している。リスク資産の総額が500億ドル(約5兆4280億円)に上るとの分析もある。

全洙竜( チョン・スヨン)記者

チョン・チョルファン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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