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女スパイ:元正花容疑者の捜査から逮捕まで

 北朝鮮の女性スパイ元正花(ウォン・ジョンファ)容疑者を検挙するまで、捜査当局は3年2カ月という長い内部捜査の過程を経た。2005年5月、脱北女性が対北貿易を行い、多数の軍将校と交際しているという点を怪しいとみた警察と国軍機務司令部は内部調査を始めた。

 元容疑者を綿密に観察してきた警察と機務司令部は7月15日、中国を14回往来し、在中北朝鮮保衛部の指令の下、軍将校らの人的事項を報告し、軍の安全保障の講演で北朝鮮をたたえ、激励した罪で逮捕した。

 捜査当局は逮捕後、「元容疑者は『単純なスパイではなく、北朝鮮保衛部の指令により偽装脱北したスパイ』と自白した」と明らかにした。

 捜査当局は、元容疑者が北朝鮮、中国、韓国、日本と広範囲でスパイ活動を行っていたとの陳述を確保し、事案が深刻と判断。7月22日、検察、警察、機務司令部、国政院との合同捜査本部を設置した。その後、事実が明らかになるにつれ、元容疑者の性を媒介にしたスパイ行為に驚きを隠せなかったという。

 しかし、客観的に立証された証拠よりも元容疑者の陳述に依存しているため、今後相当な確認作業を経なければならない、と捜査本部は話している。また、元対南工作機関高級幹部で元容疑者の継父、キム容疑者(63)についてもまだ明かされていない点が多い。

 一部では、捜査当局が元容疑者の容疑を把握後、検挙まで3年を要したため、「前政権で事件を明らかにできずに、政権交代後に遅ればせながら発表したのではないか」との指摘も出ている。これについて捜査当局は「前任政府の顔色をうかがったわけではないが、内部捜査が長かったのは事実」とコメントした。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者

【ニュース特集】北の女スパイ・元正花

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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