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他人の足、腕を折って保険金を詐取 /ソウル

詐欺師グループ30人を検挙

 無傷だった足や腕を故意に折り、労働災害に遭ったかのように装って、治療費や療養費、傷害保険金などをだまし取っていた詐欺師グループが検挙された。

 ソウル陽川警察署は2日、多重債務者などをペーパーカンパニーの社員に仕立て上げた上で、ハンマーやバットで足などを折り、労働災害に遭ったように装って保険金をだまし取ったとして、ヨム某容疑者(42)ら30人を検挙し、うち16人を逮捕、14人を書類送検した、と発表した。

 警察によると、ヨム容疑者らは失業者や多重債務者らに対し、「障害年金で一生楽な生活をさせてあげる」と言って誘い、「患者役」の27人を集めた上で、他人の名義で19のペーパーカンパニーの社員として登録し、労災保険や一般傷害保険に加入させた。

 そして、「保険金詐欺」の疑いを持たれないよう、保険に加入してから100日以上経った「患者役」の口にタオルを押し込み、動けないようにした上で、ひざの上に冷蔵庫を倒したり、バットやハンマーで手首を殴打したりした。

 「患者役」が病院に入院した後、ヨム容疑者らは「作業中に負傷した」として勤労福祉公団に治療費や療養費を請求した。さらに同公団が労災認定をした後、これを根拠に民間の保険会社に傷害保険金の給付を申請した。こうした手口でヨム容疑者らがだまし取った金額は45億ウォン(約4億2400万円)に達する、と警察は話している。

 警察の関係者は「だまし取った金のうち、足や腕を折った人に支給された額の合計は25%にも満たず、大部分はヨム容疑者の懐に入っていた。ヨム容疑者は他人の無傷だった足や腕を折って稼いだ保険金で、高級外車を買って乗り回すなど、ぜいたくな生活を送っていた」と語った。

オ・ヒョンソク記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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