造船・鉄鋼の好景気は終わったのか(上)
米国発の金融危機と世界的な景気低迷の中でこれまで好況に沸いてきた造船、鉄鋼業界が揺れている。造船業界では世界の船舶発注量が前年同期に比べ30%以上減少し、先行指標といえる海運業況も急速に悪化している。鉄鋼業界では下期から中国で需要が急減し、主要製品の国際価格が軒並み下落している。さらにウォン安による原材料輸入コストの増大で韓国の鉄鋼業界は苦しんでいる。造船、鉄鋼業界は2002年から「チャイナ効果」で7年連続の伸びを示す「スーパーサイクル」の中で、韓国経済を支える役割を果たしてきた。
◆造船業界の「祭り」は終わった?
世界の造船景気は昨年をピークに後退局面に入ったとの分析が今年初めからささやかれ始めた。年初から世界景気が低迷の兆しを見せたことや船舶建造の主要材料である厚板の価格が上昇したことが理由だ。世界の船舶発注量は02年から毎年増加を続けてきたが、今年に入って頭打ちになった。信栄証券リサーチセンター長のチョ・ヨンジュン氏は「本格的な低迷期に入ったとは言いにくいが、米国のサブプライム問題の余波で世界金融市場が収縮し、船主の資金調達が困難になったことで、発注減少の懸念が生じている」と述べた。韓国造船業界は今のところ善戦している。現代重工業、サムスン重工業などの造船大手が高付加価値船舶の受注を増やし、8月現在で世界の船舶発注量に占める韓国のシェアは昨年通年の37.5%から42.4%へと上昇した。
しかし、一部の中小造船所は資金難にあえいでいる。C&グループ傘下のC&重工業が造船所の建設に必要な資金1700億ウォン(約147億円)を金融機関から借り入れることができず、今年末に予定していた船舶引き渡しを来年初めに延期した状況だ。
造船景気に先行する海運業況も急速に悪化している。バルク船市況を示すバルチック運賃指数(BDI)は1日、3025ポイントを記録した。これは5月のピーク時(1万1793ポイント)に比べ74.3%も下落した。産業研究院の洪性仁(ホン・ソンイン)研究委員は「景気低迷に伴う需要減少で海運物流が減り、船舶の発注減少につながる」と分析した。
崔有植(チェ・ユシク)記者
金承範(キム・スンボム)記者
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