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食事から感じる天才たちの息遣い [2009/11/22 08:45:48]

【新刊】四方田犬彦著、ヤン・ギョンミ訳『ラブレーの子供たち』(真っ赤な頭)  日本の大学で映画史を教えている著者は、フランスの美食家ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランの一言から霊感を得た。「好みのメニューを言ってみたまえ。そうしたら、君の気質が分かるだろう」。そこで著者は実際に、有名な作家や芸術家がどのようなメニューを好んで食べたのかを調査し、可能な限りその料理を再現して試食を行い、その人物…

渋沢栄一が語る「儒商」(下) [2009/11/15 09:13:57]

 渋沢の『論語』解釈が持つ力は、『論語』と算盤の単なる並立ではなく、両者を完全に統合させたところにある。『論語』には商才の精神が盛り込まれている、というわけだ。こうした精神で武装した商人(ビジネスマン)を、渋沢は「儒商」と呼ぶ。巨利を得た渋沢は、商人に高等教育を受けさせるため一橋、東京経済、早稲田、同志社といった大学の設立に深く関与したが、これもそうした流れからなされている。  しかし渋沢は、産…

渋沢栄一が語る「儒商」(上) [2009/11/15 09:13:53]

【新刊】渋沢栄一著、ノ・マンス訳『論語と算盤』(ペーパーロード)  「日本の金融王」「日本の資本主義の父」「日本の現代文明の創始者」…。これらは本書の著者、渋沢栄一(1840-1931)を紹介するときに用いられる修飾語だ。現在では、「東洋のピーター・ドラッカー」とも呼ばれている。  福沢諭吉(1835-1901)が日本の近代化を政治・教育面で方向付けた人物なら、渋沢栄一は「富国日本」の…

植民地朝鮮の「新女性」の姿とは [2009/11/15 09:08:35]

【新刊】キム・スジン著『新女性、近代の過剰』(ソミョン出版) ショートヘアにハイヒール、ひざまでのぞくスカートといった新しいスタイル…。日帝時代の女性雑誌に主に登場した「モダンガール」の姿だ。著者であるキム・スジンは、1920-30年代における新女性の談論をテーマとして、ソウル大で博士学位を取得した社会学者。本書は著者の学位論文を編集したもので、雑誌『新女性』『別乾坤』を中心に展開した新女性…

朝鮮の支配層は派兵要求にどう応じたか [2009/11/15 09:01:23]

【新刊】ケ・スンボム著『朝鮮時代の海外派兵と韓中関係』(青い歴史)  1392年から1876年にかけて、明・清からの派兵要求を受けて朝鮮の朝廷で繰り広げられた議論を通じ、朝鮮の支配層の中国観を観察する。2万ウォン(約1550円)。

安藤忠雄の建築人生40年 [2009/11/15 09:00:56]

【新刊】安藤忠雄著、イ・ギュウォン訳『建築家、安藤忠雄』(ahn graphics)  世界的な建築家・安藤忠雄が、40年にわたる自らの建築人生を振り返る。2万ウォン(約1550円)。

日本の健康法から始まった「マクロビオティック」 [2009/11/08 09:07:54]

【新刊】岩嵜由佳著『マクロビオティックの料理』(ビターブックス)  SBSのドラマ『スタイル』でシェフの役を演じたリュ・シウォンは、「ネギの根まで全部食べるのがマクロビオティックですよ」というせりふを口にした。「地元で取れた旬ンの食材を根から皮まで丸ごと食べる」というのが、この料理の核心だ。マクロ…

韓国は「不幸の文化」で成長した [2009/11/01 08:18:23]

【新刊】ラ・ジョンイル著『世界の発見』(慶煕大出版局)  韓国戦争(朝鮮戦争)で世界は韓国を知った。その戦争に参戦した旧ソ連の将軍が、ペレストロイカ後に韓国を訪問した。戦争中、ソウルに2カ月間滞在していたというこの将軍は、ソウルの最も大きな変化を尋ねられ、自動車と高層ビルとは答えず、こう語った…

青年・世之介の成長物語 [2009/11/01 08:16:14]

吉田修一著、イ・ヨンミ訳『世之介物語』(イチョウの木)  成人を目前に控えた18歳の青年が独り立ちする過程を、笑いを誘うエピソードと軽快な文体で書き上げた成長物語。青年・横道世之介は東京の大学に入学後、相次いで事件に遭遇する。線路に落ちた日本人を救おうとして命を落とした韓国人留学生、故イ・スヒ…

姜尚中・東大教授の青春時代とは [2009/11/01 08:15:32]

【新刊】姜尚中著、イ・モク訳『青春を読む』(石枕)  在日韓国人2世で東大教授の姜尚中(カン・サンジュン)氏は、「わたしにとって青春は、“青銅のねんねこ”でぐるぐる巻きにされていたようなものだった」と告白した。「亡命者」にも似た感覚で生きてきた姜教授は、夏目漱石の『三四郎』、ボードレールの『悪…


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