韓国のサービス収支赤字が過去最高を記録した。主因は旅行収支の赤字だ。終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備で韓中関係が悪化し、中国人による韓国旅行が激減した一方、韓国人の海外旅行が急増したことが響いた。

 韓国銀行は5日、2017年12月の国際収支(速報値)を発表した。それによると、サービス収支は344億7000万ドルの赤字だった。サービス収支は外国とのサービス取引による収入と支出の差額を示す。

 サービス収支赤字は15年(149億2000万ドル)、16年(177億4000万ドル)に続き、3年連続で過去最高を更新した。

 サービス収支赤字の半数は旅行収支によるものだ。旅行収支では、外国人観光客が韓国で使った金額がプラス、韓国人が外国で使った金額がマイナスで計算される。昨年の旅行収支赤字はこれまで最高だった07年(158億4000万ドル)を上回る171億7000万ドルを記録した。

 海外旅行に出かけた韓国人は前年比20%近く増えたのに対し、THAAD配備の余波で韓国を訪れる中国人観光客が半減したためだ。

 一方、貿易収支は1198億9000万ドルの黒字だった。15年に次ぐ過去2番目の黒字幅だ。世界的な景気回復で輸出が5773億8000万ドルとなり、3年ぶりに増加に転じたためだ。貿易収支、サービス収支、経常移転収支を合算した経常収支は784億6000万ドルの黒字だった。
 

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