韓国国防部(省に相当)が北朝鮮による炭疽(たんそ)菌テロの脅威に備え、来年から炭疽ワクチンを輸入、備蓄することを検討していることが1日までに分かった。

 国防部は当初、疾病管理本部(疾本)と緑十字が2019年に炭疽ワクチン開発を完了した後、これを導入する計画だった。しかし韓国国内でのワクチン開発が19年から22年にずれ込む可能性が高まり、海外からの輸入へと方向を変えたのだ。

 本紙が入手した韓国政府の「炭疽ワクチン生産・管理協議体会議結果」という文献によると、国防部は今年1月31日に開かれた疾本・商品医薬品安全処・緑十字などとの会議で、このような案を議論した。ワクチン開発を担当する疾本と緑十字は、会議で「臨床試験など(開発)スケジュールを考慮すると、炭疽ワクチン備蓄の時期は少なくとも1年半ほど遅れるものと予想され、22年から(韓国産)備蓄が可能になる」と報告。これに対し国防部は「19年から海外ワクチンを導入し、備蓄する案を検討中」とした。

 現在韓国国内に保管されている炭疽ワクチンは、疾本が保有する1000人分と、昨年11月に大統領府が海外から購入した110人分の計1110人分だけで、韓国軍が保有するワクチンはない。

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