忠清南道知事を務めていた安熙正(アン・ヒジョン)氏が知事在任中、6級女性秘書に性的暴行を繰り返していた事実が公表され、安氏は翌日に知事を辞任した。昨年行われた共に民主党の大統領候補を選ぶ党内予備選挙で2位に入り、次世代のリーダーとして大きな期待を集めていた安氏の恥ずべき行為は当然のことながら社会に大きな衝撃を与えた。しかも安氏から性的暴行を受けた被害者は他にも複数いるとの話も持ち上がっている。今後は警察の捜査によって実態を解明していかねばならないが、もしかするとこの事件が政界における性暴力の実態を告発する大きなきっかけになるかもしれない。

 これとは別に国会のホームページには共に民主党所属のある議員の事務所で勤務していた女性補佐官が、別の男性補佐官から3年にわたり性的暴行を受けていた事実が暴露された。これまで国会議員をはじめとする政界関係者による性的暴行やセクハラなどのうわさは絶えることがなかった。一部の政治家が自らの選挙区で皇帝のような生活を送りながら、事務所などで働く女性たちを性的欲求のはけ口にしているとの指摘も決して間違った話ではなかった。

 この機会に政界におけるさまざまな問題は全て一掃すべきだろう。共に民主党は一連の報道が出てから間もなく、安氏を除名した。その迅速な対応は大統領府がタク・ヒョンミン行政官に何の処罰も行わなかったこととあまりにも対照的だ。タク氏は性的暴行ではないものの、あまりにも露骨な表現で女性を侮辱し、それを自らの著書で自慢でもするかのように公表、出版までした人物だ。このような人物が大統領府にいることによって現政権と大統領府に今後いかなる影響が及ぶか、一度考えてみる必要があるだろう。

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