2人の女性から性的暴行の加害者と名指しされている安熙正(アン・ヒジョン)前忠清南道知事(52)が8日午後3時に予定していた記者会見を取りやめた。

 安熙正氏側は同日午後1時ごろ、報道メディアに対し、「検察に出頭して捜査に誠実に協力することが優先だと判断、記者会見を取り消す」とテキストメッセージを送信してきた。同氏はこのメッセージで「検察に出頭する前に全国民と忠清南道道民の前で頭を下げて謝罪しようと思ったが、皆さん迅速な検察での捜査を促している」「検察は一刻も早く私を召喚してほしい」と述べた。

 安熙正氏は5日の女性秘書キム・ジウン氏による性的暴行被害告白以降、姿を見せていない。「国民と道民に謝罪の言葉を申し上げたい」と記者会見を自ら要望したが、前日に別の女性から性的暴行被害の告白があり、負担を感じて取りやめたという声もある。ソウル西部地検はこの日、同氏に対して出国禁止措置を取った。

 検察は、安熙正氏がキム・ジウン氏に対する性的暴行が行われた場所とされるオフィステル(事務所兼マンション)を7日夜、家宅捜索した。建物内に設置されている防犯カメラの映像には、キム・ジウン氏が性的暴行を受けたと主張した日、2人の姿が写っていることが分かった。安熙正氏が先月24日夜、キム・ジウン氏が翌25日未明にこの建物に入り、数時間後に外に出てくる時の姿だ。

 登記簿謄本を見ると、このオフィステルの部屋の所有者は京畿道に拠点を置くH建設会社となっている。H建設会社関係者は「当社代表が親しい間柄の安熙正氏側に(電子錠の)パスワードを教えたのは事実だ」と語った。この会社の昨年3月の監査報告書には、代表取締役としてソンという姓の人物が載っている。この会社のホームページにはこの人物が2007年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領のカタール訪問行事時、ヘッドテーブル(主要関係者の席)に座っている写真がある。

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