9日に開幕する平昌冬季パラリンピックを前に、韓国の地上波テレビ各局は平昌冬季五輪に比べ障害者五輪の中継を渋っている、という批判が起こっている。

 韓国の地上波テレビ3社が8日に明らかにしたところによると、KBSは二つのチャンネルで開会式・閉会式を含め計25時間のパラリンピック生中継を行う予定で、五輪主管放送局のSBSは生中継20時間を含め約30時間を放送する計画。またMBCは、ライブ10時間を含め、全体で17時間55分をパラリンピック関連放送に当てることが判明した。

 これは、各放送局が17日間で150時間以上、1日平均9時間以上も番組編成していた冬季オリンピックに比べ、はるかに短い時間だ。しかも、平昌冬季オリンピックとパラリンピックの中継時間にほとんど差を付けない米国や日本のテレビ局に比べ、格段に低い水準だ。

 オリンピック組織委員会によると、NHKの場合、平昌パラリンピック関連で62時間の番組編成を行い、米国NBCは94時間、英国のチャンネル4は100時間、それぞれ放送時間を割り当てているという。これは、1日平均6時間から10時間の放送に相当し、平昌冬季オリンピックと比較しても決して少なくない水準だ。

 これについて、韓国の地上波テレビのある関係者は「障害者の人口比率は全人口の4.8%ということを考慮し、どの程度放送時間を割り当てるべきか、一般視聴者の視聴権を侵害する要素はないか、悩んで編成した」と語った。またKBSの関係者は「地上波テレビで中継しない放送をモバイルアプリ『マイK』で生中継するなど、これまでよりも多くの競技を登場させるため努力している」と語った。

 韓国肢体障害人協会のヨム・ミンホ局長は「平昌冬季オリンピック開会式・閉会式の中継で手話放送が行われないなど、今回のオリンピックでは、韓国のテレビ局の障害者に対する認識がどれほど低いかを確認できた。オリンピック開催国でパラリンピック中継をこのように小さく番組編成することに、失望を禁じ得ない」と語った。

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