米中貿易摩擦・華為排除・タンカー襲撃…韓国は立ち位置つかめないまま「おろおろ」

 大阪で28日と29日に開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が異例なことに注目を浴びている。

 2008年に始まったG20サミットはほぼ毎年開催されてきたが、儀礼的な行事以上のものではなかった。しかし、今回のG20サミットは、ありとあらゆる論争の的となる国際問題が最近噴出していることから「世界外交の戦場」と化している。

 今回のG20サミットは、何よりも米中貿易摩擦の行方を占う試験台となりそうだ。米中首脳会談がどのような話し合いになるのか、全世界が注視している。米国は今年に入って2500億ドル(約27兆円)規模の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げた状態だ。トランプ米大統領は習近平主席との交渉次第で、3000億ドル(約32兆5600億円)規模の別の中国製品輸入でも関税を引き上げる考えだ。

 こうした中、習近平主席は20日から2日間訪朝し、一度帰国した後、大阪に飛行機で行くという戦略を選んだ。2013年に就任して以降、一度も平壌を訪問していない習近平主席があえてG20サミット前に訪朝するのは、米国を意識しているからだ。激化する米中対決で、北朝鮮の非核化問題を「交渉のカギ」とする考えを示唆したものだ。習近平主席の訪朝で中国と北朝鮮が共同声明を発表すると予想されるため、G20サミットで北朝鮮問題が新たに取り上げられる可能性もある。

 米国の「イラン核合意」破棄以降、中東地域の緊張が高まっているのも重要な問題だ。

 このような状況にもかかわらず、韓国は米中貿易摩擦はもちろん、ファーウェイ問題、ホルムズ海峡タンカー襲撃事件などに対して、何の見解も打ち出せずにおろおろしている。米国とイランの間で戦争が発生し、ホルムズ海峡が封鎖されたり、タンカーの運航が制限されたりすれば、韓国のエネルギー安全保障はひどく脅かされる恐れがあるが、これに対する警戒心は見えてこない。

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