本紙は18日、シルビア代表にメールを送り、「韓国でウガンダ金福童センター建設のための募金が昨年下半期に行われ、そこにあなたとあなたの組織の名前が出た」と伝えると、同代表は返信と共に「もっと話を交わしたい」と自身のメッセンジャーのIDを教えてくれた。「ウガンダはインターネット費用が高い」として、本紙の質問に積極的に答えてくれた。
用地購入費用からしてGWVUと正義連の主張は違っていた。メッセンジャ..
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本紙は18日、シルビア代表にメールを送り、「韓国でウガンダ金福童センター建設のための募金が昨年下半期に行われ、そこにあなたとあなたの組織の名前が出た」と伝えると、同代表は返信と共に「もっと話を交わしたい」と自身のメッセンジャーのIDを教えてくれた。「ウガンダはインターネット費用が高い」として、本紙の質問に積極的に答えてくれた。
用地購入費用からしてGWVUと正義連の主張は違っていた。メッセンジャーで用地の写真を受け取ったシルビア代表は「この土地は私たちがウガンダ内戦の生存者のシェルターを建てるために直接購入したものだ」「土地を購入した時、世界のさまざまな団体から寄付金を受け取った。この時、正義連にも『内戦生存者のシェルター』を建てるため所定の寄付金(some money)を要請したが、『金福童センター』を建てるためのものではなかった」と説明した。
シルビア代表は金福童センターとは無関係に正義連から金を受け取ってきたと言った。正義連が2018年6月にシルビア代表を「第1回金福童平和賞受賞者」に選定した後からのことだった。シルビア代表は「それ以降、正義連は私たちの団体に3カ月ごとに500ドル(約5万4000円)ずつ寄付(donate)したが、昨年12月に寄付が途絶えた」と言った。だが、シルビア代表は「金福童センターを一緒に作ろう」という正義連の提案を当初から拒否し、「金福童センター建設のためのお金は一銭も受け取っていない」と語った。また、「寄付を受けたお金が『金福童センター』のためのお金ならば返す、と当時、正義連に言った」とも話した。その理由については、「私は彼らの意図するところを正確には知らないし、我が国は争いの場ではない。私たちは戦争にうんざりし、平和を願っている」と答えた。
一方、正義連は19日、本紙の取材に「ウガンダ金福童センターはGWVUと合意した事項であり、正義連が1200万ウォンかけて現地の用地を直接勝った」「GWVUが払ったのは1200万ウォンとは別の1000ドル(11万円)ほど」と言った。「用地購入に関する公式文書があるか」という本紙の質問には答えなかった。
「日本政府の介入」という正義連の主張についても、シルビア代表は「日本政府の介入で金福童センター建設がなくなったのではなく、最初から私たちは戦争生存者のシェルターとして推進していた」と否定した。そして、「(正義連が)私の名前を募金で出したのか」と問い返した。そうだと答えると、「むかむかする(disgusted)」、「私に(計画などについて)何も言わなかった」「本当に悪い(really bad)」と言った。
正義連ホームページによると、昨年6月から今年1月まで「金福童センター」建設基金に使用してほしいとして寄付した団体と個人は100を超える。慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォンオク)さんも昨年6月に500万ウォン(約44万円)寄付した。正義連は、金福童センター建設の目的で集まった寄付金は2019年時点で4381万8344ウォン(約386万円)であることを19日の釈明文で初めて公開した。シルビア代表は「彼ら(正義連)の寄付金がどこに使われたのか、確実に解明すべきだ」と言った。
正義連は、こうしたシルビア代表のインタビューについて、「ウガンダ政府が韓国メディアを注視している状況で、シルビア代表はきちんとした内容の話を言えなかったのだろう」と言った。行政安全部の陳永(チン・ヨン)長官は同日、国会で「挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、正義連の前身)・正義連に22日までに資料を提出するよう要求し、違反が見つかれば措置を取る」と述べた。
イ・ヨンビン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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