【独自】セマングム陸上太陽光施設工事現場で毒性物質検出

2021/12/03 19:14

スラグを使って建設した道路とその周辺で官民合同の点検チームが初めて汚染を確認 毒性の強い浸出水が8カ月にわたりセマングム湖に流れ続けたか

▲全羅北道群山市のセマングム陸上太陽光第2・3区域で官民合同で行われた鉄鋼スラグ浸出水検査。測定器に表示された試料の濃度はpH12.85だった。/セマングム・スラグ搬出汎(はん)市民対策委員会

 セマングムとその周辺で陸上太陽光発電施設の建設が進んでいるが、そこから流れ出した毒性の強い物質がセマングムの干潟や工事現場周辺地域を広範囲に汚染していたことが分かった。これは政府の調査で今回初めて確認された。陸上太陽光施設の工事現場には数キロの道路が設置されているが、この道路建設に使用された42万トンの鉄鋼スラグ(製錬かす)から強い毒性物質が流れ出していたのだ。セマングム開発庁などはこれまで「鉄..

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