【コラム】生産職年収1億ウォン時代の裏側

2022/06/19 06:46

平均年俸9600万ウォンの現代自動車労働組合 会社は赤字でも給与のさらなる引き上げを要求 電気自動車への大転換の時期を乗り切るため排他的な特権を手放し共存の道を

▲現代自動車蔚山工場本館前の芝生広場で「2022賃金交渉勝利に向けた出征式」を行う同社労働組合。5月25日撮影。/聯合ニュース

 現代自動車蔚山工場は今年「生産職平均年俸1億ウォン(約1050万円)時代」に入る可能性が高いという。この工場では在職期間の長い労働者が多く、そのため平均給与は現在9600万ウォン(約1010万円)ほどに達している。しかし現代自労組は「もっと多くの賃金」を求め賃金の大幅引き上げの要求貫徹を宣言したのだ。

 「ブルーカラーの年俸1億ウォン」は韓国製造業の歴史で一つの転換点になりそうだ。しかしそれは何も..

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