フィギュア:キム・ヨナ国内復帰戦きょう開幕

フィギュア総合選手権
1位確実、ミスさえなければ210点超えか
15歳パク・ソヨンとキム・ヘジンの2位争いが激化

■1位は確実…関心の的は得点

 キム・ヨナは11年にモスクワで行われた世界選手権で2位になった後は国際大会に出場していなかったが、先月のNRW(ノルトライン=ウェストファーレン)杯(ドイツ・ドルトムント)で「ザ・キス・オブ・ザ・バンパイア」(ショートプログラム)と「レ・ミゼラブル」(フリー)を披露、200点(非公認)を上回るスコアを出し、ファンを熱狂させた。

 その後1カ月近く泰陵選手村で調整に努め、自身が不十分だとしていた技術面を仕上げた。

 今回の総合選手権は3月の世界選手権(カナダ・オンタリオ州ロンドン)前に臨む最後の試合だ。それだけに完成度を最大限に高め、評価を受ける必要がある。連盟は正確な採点を期してオーストラリアのテクニカルスペシャリストを招請した。テクニカルスペシャリストは選手の各技術要素・難度・基礎点を審判に知らせる役割をする。キム・ヨナが総合選手権でミスをしなければ210点以上が出るのは確実だ。今年の世界選手権出場枠(1選手)が懸かる1位を決めたも同然ということになる。

■「2位争い」が激化

 キム・ヨナは総合選手権シニア女子部門出場者18人のうち唯一の大学生で、最高齢の選手だ。2位の座は1997年生まれのパク・ソヨン(15)=ソウル江一中学=とキム・ヘジン(15)=京畿道果川中学=が争う可能性が高いとみられている。

 キム・ヘジンは昨年まで総合選手権3連覇を果たした選手で、パク・ソヨンは2年連続で全国ランキング戦1位の選手。2人はまだキム・ヨナの牙城に迫るレベルには達していないが、あと約1年に迫った14年のソチ冬季五輪出場は狙える。キム・ヨナが13年の世界選手権で2位以内になれば、韓国人選手3人がソチ冬季五輪出場資格を得るからだ。キム・ヨナは5日・6日とも最後に滑走する。KBS第2では6日午後2時25分からフリーを生中継する。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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