工事現場から50人分の人骨、日本統治時代の解剖用か

 ソウル恵化警察署は、先月18日にソウル大学医学部の融合医学生命教育研究館の新築工事現場で、人体の頭蓋骨や肋骨(ろっこつ)、バラバラになった骨のかけらなどが大量に見つかったとして、捜査に乗り出した、と6日発表した。警察は、頭蓋骨や肋骨の数などを基に、見つかった骨はおよそ50人分に相当すると推定している。

 警察は、2008年に大量の人骨が発見された建物の解体現場と、今回人骨が発見された現場が隣接している点などから、今回発見された人骨も、日本統治時代に病院で解剖に用いた後、土に埋めたものである可能性が高いとみている。

 一方、警察から連絡を受け出動した国防部(省に相当)の遺骸発掘鑑識団は「6・25戦争(朝鮮戦争)当時に死亡した軍人の遺骨だという証拠がない」として、撤収したという。

崔燕真(チェ・ヨンジン)記者
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