力道山の孫がプロレスラーに

力道山の孫がプロレスラーに

 1950-60年代に日本で活動したプロレスラー力道山(韓国名:金信洛〈キム・シンラク〉、日本名:百田光浩)の孫・百田力(32)=写真=が16日、プロレスラーとしてデビューする。百田力は力道山の没後50年追悼祈念興行が行われるこの日、新人としては異例の東京・後楽園ホールという大舞台でのデビュー戦に臨む。没後50年に当たる15日に朝日新聞が報じた。

 百田力の父であり、力道山の息子である百田光雄(65)も現役プロレスラーとして活動しており、日本で初めての「3代プロレスラー一族」が誕生することになる。百田親子は16日にタッグを組んでリングに上がる。

 百田力は大学卒業後、何度かプロデビューを試みたが入門テストに合格できなかった。スポーツクラブなどで働きながら個人トレーニングを積み、ついに30歳過ぎという年齢で遅咲きのデビューを果たすことになった。彼は朝日新聞のインタビューで「祖父はヒーローだったと改めて感じる。その世代の人を、もう一度プロレスに呼び戻したい」と語った。「力(ちから)」という名前は「力道山」から取ったものだ。

 力道山は15歳だった1939年に日本に渡り、相撲取りとして活動し、51年にプロレスラーに転向した。巨体の西洋人選手を空手チョップなどの必殺技でなぎ倒し、ヘビー級チャンピオンになって日本で「国民的英雄」として人気を集めた。

東京= 安俊勇(アン・ジュンヨン)特派員
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