プレステ4 韓国で爆発的人気=業界再編の可能性に注目

【ソウル聯合ニュース】ソニー・コンピュータエンタテインメント・コリア(SCEK)が17日に韓国で発売した新型ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」が爆発的な人気を集めている。韓国のゲーム業界再編の動きにも影響を与えそうだ。

 同社は22日、PS4がほとんどの売り場で品薄となっていると伝えた。地域別の販売台数を公表していないため韓国での販売台数は明らかにされていないが、初回供給分はすでに品切れになっているとされる。

◇モバイルゲーム人気で裾野拡大

 PS4の爆発的人気は予想外というのがゲーム業界の反応だ。

 家庭用ゲーム機が中心の欧米などとは異なり韓国のゲーム市場はパソコン用オンラインゲームが主流で、最近はスマートフォン(多機能携帯電話)などモバイル機器を使ったゲームが新たに人気を集めている。

 業界ではPS4の人気はモバイルゲームなどの広まりでゲームに対する拒否感が薄れたことが要因の一つとみている。無料通話・メッセージアプリケーション「カカオトーク」のゲームアプリケーション「エニパン」が昨年下半期に韓国で国民的な人気となり、普段ゲームをしない年齢層にも広まったことで、社会的にゲームに対する抵抗感が減った。このような背景から高まったゲームへの関心が自然に家庭用ゲーム機に向いたと分析される。

 家庭用ゲーム機の「不毛地帯」とされる韓国でPS4が話題となったことで、業界では韓国も家庭用ゲーム機の開発に乗り出すべきとの指摘が出ている。

◇7年ぶりの新型発売で注目

 PS4が前作のPS3から7年ぶりに発売されたことも人気の理由の一つとみられている。

 7年前に学生だったゲームファンが現在は購買力のある社会人となったため、高い関心を集めているようだ。PS4発売イベント会場の前で7日前から待っていた購入者の第1号との男性も幼い頃から家庭用ゲーム機に親しんできた。

 8年ぶりに刷新された米マイクロソフトの家庭用ゲーム機「XboxOne(エックスボックス・ワン)」が発売を控えていたことも影響したとみられる。ソニー関係者は「PS4とXboxOneが7~8年ぶりにほぼ同時に発売され家庭用ゲーム機に対する関心が集中した」と説明した。

◇ゲーム市場拡大に期待

 パソコン用オンラインゲームやモバイルゲーム中心の韓国市場で家庭用ゲーム機が占める割合が飛躍的に拡大する可能性は高くないと予想される。ただ、家庭用ゲーム機の販売増加がゲーム市場全体の規模拡大をけん引するものと期待される。

 韓国のゲームに対する規制が家庭用ゲーム機の発展を妨げたとの指摘も出ており、ゲーム規制が今後、争点に浮上する可能性もある。

 PS4は11月15日の北米発売からわずか24時間で販売台数100万台を突破。今月初めまでに計210万台以上を売り上げ、ゲーム市場で新たな記録を打ち立てた。アンドリュー・ハウス社長は来年3月までに500万台販売するとの目標を発表しているが、日本でまだ発売されていないこともあり、目標を大幅に上回る可能性もある。

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