旅客船沈没:米紙にまた朴政権批判の意見広告

旅客船沈没:米紙にまた朴政権批判の意見広告

 全羅南道珍島沖で発生した旅客船セウォル号沈没事故に関連し、朴槿恵(パク・クンヘ)政権批判の意見広告をニューヨーク・タイムズ紙に掲載した在米韓国人たちが、16日付のワシントン・ポスト紙にも全く同じ形式の意見広告(写真)を載せた。掲載を主導した人物は、米国在住の韓国人女性が主に利用するサイト「MissyUSA」のメンバーの提案で募金を集め、ニューヨーク・タイムズ紙に意見広告を出した。さらに、広告費が余ったため、ワシントン・ポスト紙にも意見広告を出したという。

 A5面を全面使った白黒の意見広告には、前回と同様「真実を明らかにせよ(Bring the truth to light)」というタイトルが付けられた。一方サブタイトルは、前回の「なぜ韓国人は朴槿恵大統領に怒っているのか」から「朴槿恵大統領はセウォル号と共に韓国の民主主義を沈めようとしているのか」に変更された。

 内容も一部変わり、ミニタイトルに「人権侵害」と「権力乱用」を追加した。また、前回の意見広告に対し「事実ではない内容が載った」という批判があったことを意識したのか「朴槿恵大統領が犠牲者の家族を慰める動画は演出によるものだった」などの記述は削除された。韓国政府による世論操作や隠蔽(いんぺい)、検閲などの主張はそのままだった。

ワシントン= ユン・ジョンホ特派員
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